甘やかな記憶だけで
私は生きていけるの
始発電車を眺める窓辺
ひとりごちたその横顔

忘れ去られた街角
緩やかな弧を描き消えてく
群青の空の群れはいつも
誰かの合図で逃げていく

そのままで良いよ
ね、もう 終わりで良いんだよ

開け放ったままの扉
あの残響は帰らない 帰れない
それはただのなんてことない事実
耳を塞いで 遮るものはとうにないのだけど


鮮やかな記憶のなか
私は笑っていたの
夜明けの空を眺める窓辺
ひとり泣いたその横顔

思い出さない選択
溶けていくあの記憶を辿り
最後に見える結末だけを
流れる涙で埋めてみる

そのままで良いよ
ね、もう 終わりで良いんだよ

吹き込んだ風の音が
ただ君のように消えていく 消えていく
此処でいつも有り余るほど恋を
爪で立てても なくすものはとうにないのだけど


開け放ったままの扉
あの残響は帰らない 帰れない
それはただのなんてことない事実
耳を塞いで 遮るものはとうにないのだけど

開いた眸が 映し出す君はとうにいないと知ってる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

揺り籠

閲覧数:78

投稿日:2011/12/23 08:39:50

文字数:482文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました