ジャケット

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  • 非営利目的に限ります

灰の岸辺に朱い雨

凍る星が鈍く尖り
白い闇の隙間刺してゆく
沈む時間千切るように
絶えず流れ落ちる川の水

積まれた石の果て後悔はするけど
何が正解かは今でも分からない

人は答えを求め続けて
一縷の光に縋りつくけど
糸はあまりにも頼りなくて
嘆きの指も振るい落とした

誘うような花の香り
朱い蝶が辿り着ける在り処
岩に刻み示す行方
風に削られて読めない文字

色褪せた記憶に残るはずもないが
誰かが見たという虚言を繰り返す

揺れる灯火は掻き消されて
無情の定めを付きつけるけど
足掻いて変えられるものならば
不条理など在りはしないから

天と地を縫い繋ぎ合わせた
綻びからの茜に染まれ

灰が降り積もるこの岸辺で
翅は西へ東へ踊るけど
甘い蜜は鏡の向こうで
夢が重なり滲んで溶ける
朱色の雨

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投稿日:2013/07/23 20:04:19

長さ:03:42

ファイルサイズ:8.5MB

カテゴリ:音楽

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