パスコードも 知らないのに
それは 胸をアンロックした
僕ら 定型の朝に揺られ
道標をさがしている

写真は笑顔で 撮れなくてもいい
だけど君だけは 君を信じてよ
きっと傷を負うほどの 夢だけを目指すから
もっと胸に秘めさせて モノサシを
目測（はか）る未来を

「絶対」なんて言葉を 味方にしたくて
充電待ちでさえも もどかしくなる
「完全」なんて姿も 顔も知らないの
ただ走る僕を 夢が攫うんだ だから

部屋を仰ぐ 偽物星を
掴むふりだけ 今夜は許していよう


パスコードを 弾かれては
それが 何か目を凝らした
穴だらけの傘を揺らし
隙間の空 見上げている

傷ついてもいい そんな苦しさを
持ち合わせるまで 僕を育てたよ
ずっと傷は赤いけど バンソコは剥がしてさ
ぎゅっと胸に抱きしめて さよならを
アイシテイル を

「失敗」なんて言葉を 味方にしたくて
休戦待ちでいても 変われないのに
「終点」なんてドコかも 誰も知らないの
ただ涙さえも 夢は攫うんだ だから

夜明けを待つ 透過の星を
染めあげていく 鼓動を信じていよう

甘辛さも よるべなさも
火花のように 目眩むけど
希望に満ちた 物語は
消し跡よりも リライト次第！


「絶対」ほど無力な 言葉もないけど
限界まで高度を 目測（はか）ってみるから

「失敗」なんて言葉を 味方にしたくて
休戦待ちでいても 変われないのに
心配なら見てなよ ちゃんと叶えるよ
ただ走る僕を 夢が攫うんだ だから

この想いを ときめくものを
人質にして 命運（ハート）を捕らえていてね