死喰

零れた月の欠片を　
集めて
闇に返して
星降る数だけの夢
放って
眠る永久

深い、不快　
この森の中
歩く、有る苦
何も無いままで
痛い、遺体
彷徨う影の姿
殺すまで

あとどれだけ喰めば
元に戻れるのだろう
過ちを犯せば犯す程
救われるだとか
‐マタ繰リ還スノ？‐


知らない他人の振りして
隠した紅い傷跡
足りない
また喰らっては
心に染みる泣き声

巡る、廻る
回廊の果て
探す、捜す
底無し水底
しにくい、死喰。
業の重さを抱え
月を見る


自分で在る事を
望むことがどうして罪になる？
喰らえば喰らう程
近付ける筈だった
‐ノニ、ドウシテ…‐

　
断ち切るべきものを
繋げる罪の重さが
木霊する
叫べば叫ぶ程
届かなくなっていた
‐戻レナイ…‐


見い出せない未来
白く白く爆ぜていく
お別れ、だ
願えば願う程
想いは遠く響く

‐ 抜 ケ 出 シ タ イ ― … ‐


汚れた腕で何を掴むの？
是も非も超えて僕は鬼になる
何が幸せ？これは死合わせ
この涙は誰の為のものか






解釈としては、

自分の自我を持ったまま輪廻転生をするのには、自分が死んだ後108つの死した魂を食べないといけない、そしてその行為に及ぶ者を「死喰」と呼ぶ。

…のような感じです。



どうも、haluですm(__)m
初投稿なので至らない点は多々ございますでしょうが、どうか寛大な気持ちで見守ってやって下さい←