ジャケット

我が心は蝶となりて 毒の花に恋焦がれ飛ぶ
(迂闊に触れたならば 全て失くしてしまう)
この翅に魅せられながら さぁ近付いておいで
(咲く花は逃げられず 唯貴方を見てる)


苦難の山、飽きぬ旅路 今更恐れる物は無い
捲る頁、震える手は 歓喜に似た快楽
我が心は蝶(Ψυχή)となり お前を探し旅立とう
何処に居ても捕らえてやる 俺を信じていてくれ

愛しい君を暴きたい衝動 お前の胸の奥底まで
俺に何か知らぬことが あるのは許せない
我が魂の名は蝶(Ψυχή) 愛のイデアに焦がれて泣く
何処まででも追い続けよう 来たれDeus ex machina


(お前が居るだけでは それだけでは足りない
お前がいない世界 もはや意味もない)


奪うだけの口付けでも 心満たして行く悦楽(よろこび)
渡り歩くのが定めでも 朽ち逝くまでお前と
翅が焼かれ彷徨うなら 愛しいお前に目隠ししよう
盲目なまで愛してくれ 見つめて愛のイデア

我が魂の名はΨυχή 名付けたお前の名はἜρως
お前が居ればそれで良い なのにもっと足りない
我が心は蝶となりて 毒の花に恋焦がれ飛ぶ
この翅に魅せられながら もっと近くにおいで


我が心は蝶(Ψυχή)となり お前に焦がれて生きる
死(Θάνατος)情熱(πάθος)にも渡さない 黄金(きん)と鉛の矢で射よう


苦難の山、飽きぬ旅路 今更恐れる物は無い
俺に何か知らぬことが あるのは許せない
我が魂の名は蝶(プシュケー) 愛のイデアに焦がれて泣く
何処に居ても捕らえてやる 俺を信じてくれ


この翅に魅せられながら さぁ近付いておいで
(その翅に目を伏せて 盲目のイデア)

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ライセンス

  • 非営利目的に限ります

【背徳の姫君】我が魂の名は蝶(プシュケ)

『魂のイデア』のアンサーソング。
理の王子から背徳姫への思いを綴った歌です。
あなた背徳姫をどんだけ好きなんですか、まったく……なんて呆れながら聞いてやって下さい。仮タイトルは愛のプシュケでどちらの曲もどうしようもない惚気(あなたの私!お前の俺!)でした。あんまりにもあんまりだったので、タイトルは長文に。


背徳「貴方が居てくれたら他に何も要らない」
理「お前が居るだけではそれだけでは足りない お前がいない世界もはや意味もない」

バカップル爆発しろ。続編の小説で大変なことになってるけど、多分大丈夫。そんな気がしてきました。


【微妙な解説】
プシュケ→ギリシャ神話で愛神エロスと結ばれた王女様の名前。色々試練させられる。背徳(エロス)姫の名前とかけて、ここでは大体は理の王子の意。

黄金と鉛の矢→愛神が持ってる弓矢。黄金が愛、鉛が憎しみを植え付けるとかなんだとか
エロス→背徳姫のこと
イデア→姿とか見るだとか真実的な何か(詳しい解説は各自調べて、どうぞ)
タナトス→死神デストルドのこと
パトス→情念公のこと 

閲覧数:971

投稿日:2020/02/12 01:53:33

長さ:04:16

ファイルサイズ:6.1MB

カテゴリ:ボカロ楽曲

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