Blue bird


世界は閉じた鳥籠で
ゆらゆら揺れてる


波音に耳を澄ませて
檻の中で眠る日々よ
複雑に揺らいだ蜃気楼
夢のように

そう　哀しみも苦しみも忘れよう
私を守る青い鳥籠
「手を伸ばして　振り向いて　行かないで」
聞こえる　誰かが
私をこの場所に閉じ込めているのね
透明な世界に


海の果てに何があるの
誰も問いには答えない
微睡みを運ぶ潮騒だけ
響いていた

青い空と青い海　その狭間
どこへも行けないまま　私は
大切な想いさえ忘れたから
涙は乾いた…
強い風が雲を弄んで　消えた
届かない明日へ


気付かない　気付かない
揺れる世界は鳥籠
何度も揺られては傷付いてく
この心に


もう　哀しみも苦しみも忘れよう
私を縛る青い呪縛よ
「手を伸ばして！　振り向いて！　行かないで！」
聞こえる　誰かが
私をこの場所に閉じ込めていたのね
つまらない世界に

青く澄んだ空と海　その狭間
私はこの翼を広げた
風を切って飛び立つの　青い鳥
新たな未来に
選び取った明日に何が待ってても
決して振り返らず


世界は閉じた鳥籠で
ゆらゆら揺れてる　けど
あなたはもう飛んでいって
そこにいない


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せかいは　とじたとりかごで
ゆらゆら　ゆれてる


なみおとに　みみをすませて
おりのなかで　ねむるひびよ
ふくざつにゆらいだ　しんきろう
ゆめのように

そう　かなしみも　くるしみも　わすれよう
わたしをまもる　あおいとりかご
てをのばして　ふりむいて　いかないで
きこえる　だれかが
わたしを　このばしょに　とじこめているのね
とおめいなせかいに


うみのはてに　なにがあるの
だれもといには　こたえない
まどろみをはこぶ　しおさいだけ
ひびいていた

あおいそらと　あおいうみ　そのはざま
どこへもいけないまま　わたしは
たいせつなおもいさえ　わすれたから
なみだは　かわいた
つよいかぜが　くもをもてあそんで　きえた
とどかないあしたへ


きづかない　きづかない
ゆれるせかいは　とりかご
なんどもゆられては　きずついてく
このこころに


もう　かなしみも　くるしみも　わすれよう
わたしをしばる　あおいじゅばくよ
てをのばして　ふりむいて　いかないで
きこえる　だれかが
わたしを　このばしょに　とじこめていたのね
つまらないせかいに

あおくすんだ　そらとうみ　そのはざま
わたしは　このつばさを　ひろげた
かぜをきって　とびたつの　あおいとり
あらたなみらいに
えらびとった　あしたに　なにがまってても
けして　ふりかえらず

せかいは　とじたとりかごで
ゆらゆら　ゆれてるけど
あなたは　もうとんでいって
そこにいない