突き刺さる「サヨナラ」
零れたジルコニア　夜を映す


雨に打たれたまま　震える肩抱き寄せた　あの始まりの夜から
いつかこうなること　決められてたのか　後姿消えていく

何故　こんなに愛していたのに
まがい物の輝き差し出して　ただ　傷つけてた

告げられた「サヨナラ」
月の光宿す　ジルコニア
ああ
引き千切られて
散らばるアスファルト　キミの欠片


そして僕たちには　幸せと不幸せの違いなど分からぬまま
二人重ねてきた　温もりさえもが　儚く砕けてしまう

ニセモノにも輝きがあると
悲しそうに微笑んだ眼差し　ああ　今でもまだ　

終わりなき微熱も
キミがいないのなら　ディストピア
ああ
最後のキスは
永遠の傷跡　赤く染めた


行きすぎる人の群れ
無関心さの渦の中で
隣にいて欲しい女に
ただそれだけが　言えない

　
まだ間に合うのなら
すべて差し出しても　構わない
ああ
崩れ落ちてく
モノクロの世界に　跪いて

For you...
ニセモノじゃないよ
愛は
確かに確かに　ここにあるのに

ああ　その横顔は
月影に咲く華　ジルコニア
ああ
散りばめられた
消えていく二人の　愛の欠片