屋根の上で鴉
何を求めて鳴くの
朝に消えた月を
懐かしむような夜色の羽

淡く鈍く刺さる
堕ちた果実の香り
いくら拭おうとも
落ちぬ汚れを携えてゆく

明かされた真実に
その目を閉ざして
耳を塞いでも何も変わらない
穢れなき魂をその身に宿して
錆びれぬ刃を突き立てろ 深く


高く伸びるチムニー
見上げて不意にくらり
長い影に隠れ見計らってた
息を殺して 

赤く染まる空気
軋むフェンスの響き
朝についた傷は
少し癒えてた 熱を保って  

鼻先の不条理を
その手で壊して
道理を翳せど時代は止まらない
放たれた衝動にその身を委ねて
焦げ付く隙(ひま)も与えぬように
駆けろ

明かされた真実に
その目を閉ざして
耳を塞いでも何も変わらない
穢れなき魂をその身に宿して
錆びれぬ刃を突き立てろ 深く

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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刃と真実

閲覧数:112

投稿日:2013/07/05 18:53:38

文字数:351文字

カテゴリ:歌詞

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