庶民姫 1話「月への誓い」

投稿日:2013/08/21 23:23:36 | 文字数:527文字 | 閲覧数:41 | カテゴリ:小説

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庶民姫


(誰か…、助けて。)

そう願うのが 私の、 唯一の、、、
心の動きだった。

窓から月を見上げながら、ため息をつく。


この家はただ広いだけ。

父も母も、私の様子なんて全く興味がない。
2人の顔を見るのは朝ぐらい。

口も聞かない。っていうか、聞きたくない。

『お嬢様。そろそろお休みのお時間ですが…。』

黒いスーツを着て、茶色っぽい髪を
軽くセットしてある綺麗な顔立ちの男性。 

私の執事のリュウ。

「あ、もうちょっと起きてるから。 寝てイイよ?」

『いいえ。そういう訳にはいきません。
お嬢様が起きているのなら、私も起きています。

それに…、最近いつもそのように遅くまで起きていますが
ご自身の体の方も、ちゃんと気をつけてください。

それでは、寝不足になってしまいます。』

「うん。わかってる…。」

そんなリュウの言葉を軽く受け流す。


私は“お嬢様”なんかじゃない。
絶対に近いうち、こんな所出てってやるんだから。


形だけのお金持ちなんて、もうウンザリ。



月に誓う。

私はこの運命に生まれたとしても、
生まれ変わったように別の場所で生きるんだと…。

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