他愛の無い会話を繰り返して
あなたと並んで歩く 帰り道
オレンジ色に変わる街並みと
その横顔に わたしは見とれていたの

バイバイが苦手な
二人のそういう所が似てるんだ
日暮れの街に伸びていく影は
いつの間に重なってたんだろう

今日も

気付いていて 見過ごした
青い信号が赤色になる
途切れ途切れでも 紡いだ
言ノ葉で今を縛っていたいよ

横断歩道の 白いボーダーが
夜に溶けて 見えなくなったら
きっともう 話も尽きるけど
言い訳ばかり探しちゃって

切りがないや

そんなあなたが愛しい

そんな二人が愛しい

「それじゃ、また明日」って
昨日と同じ約束をするたびに
どうしてこんなに
この胸は苦しくなるんだろう
寂しくて仕方ないんだ

“未来のその先もずっと
今日と同じ約束が続きますように”

“二人で居られますように”

そして

今日が昨日に変わっても
今が思い出になったとしても
離れ離れにはならない
言ノ葉が二人を繋げてくれる

いつかの夜も同じように
いつまでもさよならできないまま
くだらない話をしていたい
変わらずにわたしはあなたを想ってるよ

そんなわたしでいたいな

そんな二人でいたいな