そして全てが終わる頃
手折り摘み取る戸惑いも
溶けて見えなくなるでしょう
忘れていたい言葉尚
脳の片隅焦げ付いて
君を歪めて映し出す

その温度を求めれば
届かぬ罪に熱は増す
まだ湿度に喘ぐなら
消えない弓が胸を射る

愛は
壊れやすくて
煩わしくて
なんて
温かくて

この粘度に凭れれば
叶わぬ嘘も夢に成る
また感度に障えるなら
滴は砕け闇に散る

やがて願いも尽きる頃
枯れる既のときめきに
委ね閉ざしてゆくでしょう
癒えないだけの認識が
弱い力で突き抜けて
君を眩しく映し出す

最期
腐る間際に
香りを放ち
痕を
濁し残す

初めから救いなどなく
喜びもない
終わりだけ眺め諭すは
そこはかとない

咲き誇る悦に浸らせ
美しくあれ
望むのは永遠に高じる
造型の果て

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

造花の戯れ

閲覧数:120

投稿日:2018/11/23 01:02:22

文字数:337文字

カテゴリ:歌詞

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