矢継ぎ早に消えてゆくものが
私の声を乾かせば
役に立たないコトバは避(よ)けて
指先に熱を感じるから
小さな花の名前も
思い出せず過ごしているこの頃
ああ
叫びにもならない
声のひとひら
ああ
歪な花瓶のなかで
浮かんでいる
知らぬ間に
手当たり次第つかんだものは
決まってあとですり抜ける
手離さなきゃならない時は
急に惜しくなってしまうパラレル
ひとつに詰めこめない
何か大事なこの感覚は何?
ああ
夢にも辿らない
声のひとひら
ああ
よどんだ頭のなかで
浮かんでる
ぬけぬけと
見上げれば 星まで届くその感情 当たり前の魔法
ああ
過去に摘み取ったはず
声のひとひら
ああ
ひび割れた花瓶のなか
浮かんでる
ゆらぎながら
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