「tap-tap-tap！ ステップ踏んでいこ
　ハミング 口遊みながら
　夜は始まったばかりよ
　朝まで踊り明かそう
　
　豪華なダンスホールもいいけど
　落書きまみれの路地裏にしよ
　だってそっちの方が好きでしょ？
　ビル風は苦手だったかしら？
　
　fu-fu-fu-♪ キャッチーな唄ね
　でも少し 在り来りかな
　まあいいわ 夜はこれから
　二人で歌い狂おう
　
　たまにはドレスもいいのよ？ でも
　今日はジャケットにしましょう
　だってそっちの方が似合うでしょ？
　少しぐらい我儘言わせてね」
　
　「ねえダーリン！」そんな声がした
　「次はどこに行こうかな？」
　そうだね 海が見たいな
　「ええいいわ！そうしましょう
　ここで待ち合わせして
　最高の夜にしましょう！」
　なんて楽しげに言う君は泣いていたのかな
　
　「ねえダーリン！」そんな声がした
　そんな気がしたんだ
　ちゃんと迎えに来たよ
　夜はすぐ終わるんでしょ
　君との宝物はここにあるのに
　君はここにはいない
　ビル風に吹かれた僕は泣いていた