さすらいの姫は踊る
寂れた街の酒場
淀む視線を寄せ集め
酔わせる若い葡萄酒(ワイン)

さすらいの姫は踊る
遠い国を追われて
埃舞い軋む床が
王女(プリンセス)の舞踏会

さすらいの姫は踊る
ささやかに咲き誇り
毒に泥に塗れても
復讐の花は消えぬ

さすらいの姫は踊る
誰もが魅了された
凛としたその瞳は
服従へと誘(いざな)う

さすらいの姫は踊る
寂れた街の酒場
淀む視線を浄化して
弱気を踏み潰した

さすらいの姫は踊る
遠い国を目指して
埃舞い軋む床が
はじまり はじまり

さすらいの姫は踊る
迷いなど微塵もない
其方も一緒に来るが善い
御伽の物語は
銘々 悠々 続いて往く


譜割り(参考)

さすらいのひめはおどる
さびれたまちのさかば
よどむし(せん)をよせあつめ
よわせるわかいわいん

さすらいのひめはおどる
とおいくにをおわれて
ほこりまいきしむゆかが
ぷりん(せす)のぶとおかい

さすらいのひめはおどる
ささやかにさきほこり
どくにどろにまみれても
ふくしゅうのは(なは)きえぬ

さすらいのひめはおどる
だれもがみりょおされた
りんとしたそのひとみは
ふくじゅうへといざなう

さすらいのひめはおどる
さびれたまちのさかば
よどむし(せん)をじょおかして
よわきをふみつぶした

さすらいのひめはおどる
とおいくにをめざして
ほこりまいきしむゆかが
はじまり はじまり

さすらいのひめはおどる
まよいなどみ(じ-ん)もない
そなたもいしょにくるがい
おとぎのものがたりは
めいめ ゆうゆ つづい てゆく

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さすらいの姫

http://piapro.jp/t/xgfN
とっきー様の曲に作詞させていただきました。

閲覧数:167

投稿日:2017/05/28 17:49:57

文字数:667文字

カテゴリ:歌詞

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