１．
どうして私のことを
フルネームで呼ぶの？
理由なんて分かりきってたけど

知り合い以上
友達未満のあなたに
なぜか特別を感じてしまった


偶然同じ道だね
腐れ縁だけど嫌がらないで
あなたは　嫌われてから
相手を嫌うのね

「私は嫌じゃないよ」
今この時が楽しいから
下らないことだけ話そっか



２．
たまには真面目なことも
話してみたくて
無駄に夢を語ったりしたけど

結局いつも笑って
息ができなくて
これがベストな距離感なんだろね


もうすぐ別れ道だね
転んでばかりな私のせいで
笑ったり　馬鹿にしたりと
忙しかったでしょ

それが最後の会話
精一杯に解き放った
言葉さえいつかは忘れて



バイバイさよなら
いつも通り笑って言った
そうです、私は最後まで弱虫でした
見透かしてよ　海を模したプールの隅
独りきりで溺れてる


まだ私はあの頃と変われてないよ
この口から迸る冗談だけが
繋ぎ止めた関係なんて　実りもなく
笑ってくれたらそれでいい



「私は嫌じゃないよ」
(だから嫌いにならないで)
その場限り　馬鹿みたいに
それでも私は、

I like you I miss you...