僕が大人になった今 人々は機械仕掛けで

傷付くこともないままに 虚ろな“アイ”手に入れた

あの日描いた幻想が 理想として現実にある

触れた指のぬくもりさえ 瞬く間に消える



右に倣えのこの世界には秩序しか有り得ず

僕も世界に組み込まれてしまうピースになる



砕かれた純情は 生きている証しだった

胸を裂く苦しみは 人を愛する心の証しで

ラララララ 最早世界には 生身の人間 なんているはずないから

ラララララ 嘘と偽りで 塗り固められた 罪の意識もなく




酸素を奪い合うような 愛情にも疲れ果てて

呼吸をすることでさえも 投げ出したいと願った

なにもかもが作り物なら 子供じみた感傷の綾

愚かさに気付いた時は 歯車は狂って



触れて、離れて、愛を確かめることはもう出来ず

ここに横たわるのは冷たい金属の体



傷つけ合う純情 なんて不器用なんだろう

苦しむことが“生きる” なんて滑稽な生き物だろうか

ラララララ それでもいまなお キミに触れたいと 遅すぎた願い抱く

ラララララ 本当も真実も キミだけが持ってた モノグラフの街で




赤い血の流れる体を持つ者はすでになく

世界中に存在するのは命の入れ物


砕かれた純情は 生きている証しだった

胸を裂く苦しみは 人を愛した心の証しで

傷つけ合う純情 なんて不器用なんだろう

苦しむことが“生きる” なんて滑稽な生き物だろうか

ラララララ 最早世界には 生身の人間 なんていなくなっていた

ラララララ 本当も真実も 嘘も偽りも 必要のない世界

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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Boy in metropolis(ボーイ・イン・メトロポリス)

10年くらい前でしょうか。あるアーティストの曲で、ロボットになれたら傷つかなくて済むのに…といった内容の曲があり、今回は、もし本当に人間がロボットになれるならどう思うか…といった視点で書きました。

閲覧数:202

投稿日:2012/05/27 20:41:03

文字数:726文字

カテゴリ:歌詞

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