『歪で奇妙な優しい物語』


その声を辿れ


立ち止まらずに無茶をして
取り返せなかった後悔に
奮い立たせて誤魔化しても
燻るこの気持ちは何?

切り刻んで人を傷つけ
見出した心の在処を

通り過ぎていく街中で
ふと流れ着いた幻想に
思いの外にくすぐられた
この感覚 教えてくれ

頬を伝ったのは何の為だ?
解らなくて
冷めていく温もりに訳も解らぬまま
嗚咽が溢れて出した
無意識に伸ばした手の先には
君が居たんだ

その声を辿れば何に気付ける
名すら無き今の自分に染み込んだ優しさの意味は
手のひらに抱(いだ)けるものだろうか
汚れた過去の全てを引き替えに許されるのならば

(踏み出すために)


当たり前だと信じていた
思い込んでいた今までは
振り返らずに知らないままに
無駄に時間を生きていた

捕らえられて立ち止まる現実(いま)
溶け出した罪科をすぐ
見逃して欲しいと無様に願うのは
反則と理解っている
それでも君ならば微笑むだろう
野花の様に

強かに何処までも伸びる唄
殺したくてたまらないと叫ぶ静寂(しじま)が胸に伝う
輝く瞳の奥の懺悔
耐え続けてきたその背を
包み込むことを夢に見たんだ

(叶うのならば)


雑踏の中で二人で
見つめ合って差し出した刃
自然と零れる笑顔
向かい合った瞬間に弾けて

さぁ 謳おうか 1つ1つ恨みを
織り交ぜながら 2つ3つ願った
遥か遠く雲に乗せた祈りごとは空に消えて

神様なんてのは気紛れだと知ってるけど
届かないのならば自分で叶えよう
文句は言わせないさ
心から笑えた君との出遭い
最高の不幸だ

その声を辿って君に追い付く
重ね合わせた道筋に確かに在った赤い糸まで
そっと触れて結んだならもう二度と
繋がらないために さぁ
始まりはどちらが先に逝くか

(その声に引かれー…)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

『歪で奇妙な優しい物語』

既存の曲で借りて遊んだ第9弾
また某チキンなバンドの人達のを拝借
手元には作り置きの在庫がまだあるが、それだと私が制作を怠けるので一旦全部UPして捌ける事にする
・・・・・・・基本面倒くさがりなのに頭ばかり動かすから。。。
ちなみに此処最近のタイトルはほとんど職場で思いついたもの
無駄に暇な職場ですからね(たまに小忙しいけど
おかげでネタ拾うのにはとても困らない( ̄ω ̄)

閲覧数:70

投稿日:2013/06/28 22:22:47

文字数:770文字

カテゴリ:歌詞

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