世界は眠る真夜中の庭
扉を閉ざす音さえ呑み込む
(表と裏の境を越えて会いたい...)
名前も知らない君からの手紙
確かめる術を探す迷路(まよいじ)
合わせ鏡 手をつなぎ 果てに届く 影法師
揺らぐ面影に 欠けた記憶が 埋まらない
(あなたへと伸ばす指先...)
霧に紛れて溶ける
水面の花が薄闇に揺れて
小さな星の明かりを飲み込む
(貴方のために咲き誇るこの箱庭)
遠くに聞こえる十二時の鐘が
奏でるはどこか懐かしい旋律
どこに居るの?
呼ぶ声を 反響する銀の道
時を刻まない 砂に紛れて 帰れない
(硝子越し微笑みかけた)
覚めることない夢に
(此処に居てくれるだけで)
包み込まれて眠る
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