乾いた心にぽつりと降る綿雪
静かに揺れ落ちて 地面に跡を残す
映画のフィルムを流して観てるようだ
こんなに美しい景色を眺めるだけ

この手に掴めない 氷の一粒
誰かの心も触れたら溶けてしまう

何処にいても「此処」にいない そんな日々を繰り返してきた
足元には雪が積もる 僕の居場所を搔き消してく


行き交う人たち 吐息が夜空(そら)に溶ける
凍えた手のひらを繋いで 楽しそうに

どうしてそんなに時間が過ぎるの
話に交ぜてよ きっと上手くやるから

なんてことを繰り返して 曖昧な顔で誤魔化していた
明日になれば僕でさえも 僕のことを忘れてしまうかな ah


何処にいても「此処」にいない そんな日々を繰り返してきた
足元には雪が積もる 僕の居場所を搔き消してく

あなたは憶えてますか?
ちゃんと僕を見てくれてますか?
もしそうなら もしそうなら
雪の中に融けてしまえるけど

乾いた心にぽつりと流れた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

此処にいない僕の唄

ちゃんと僕は「此処」にいますか?

とある歌詞募集に応募させていただく予定だったのですが、〆切を過ぎてしまったので、詞先の作品として投稿しました。
投稿日と歌詞を見ると、クリスマスに一人で街を歩いている虚しさをテーマにした歌詞にも見えますが、全然違います。至って普通の真面目すぎるくらい真面目な歌です。

閲覧数:498

投稿日:2015/12/25 23:58:52

文字数:405文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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