DollsGame-65.レモン-

投稿日:2010/08/09 12:53:30 | 文字数:1,273文字 | 閲覧数:120 | カテゴリ:小説

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いいえ本気です

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鏡越しに合った目を見れなくて思わず逸らした。よく考えたらこの人部屋に入れたりしたらマズイんじゃないの?現にこの前だって…!

「あの…大丈夫ですから!泣いたりとか誤解ですから!もう平気ですから!」
「ですから、何?もう帰れ?」
「まぁ…そう言う事です。」
「『一人にしないで。』って言ってたねぇ?雨の中で、泣きながら。」
「あ…あれは!その、何て言うか、言葉のあやと言うか、口が滑ったと言うか…。」
「密さんなら良いの?」
「またそう言う事を…からかうのもいい加減にし…!」

座ったまま後ろからぎゅうっと抱き締められた。驚いて顔を上げたけど、顔を伏せてて表情は見えなかった。

「ちょ…何…!放し…!」
「何で泣いたの?」
「泣いてません!」
「じゃあ、言うまでこうしてる。」
「~~~~~っ!!言います…!言いますから!手を…!」

放してくれる気配が無いので、仕方無くそのままさっきの話を途切れ途切れに話す。何時の間にか手は解かれていたけど話した。いつもみたいなからかい半分じゃなくてちゃんと話を聞いてくれた。言葉に詰まれば急かさずに待ってくれて、嫌がる事は無理に聞こうとはしなかった。

「なるほどねぇ…。」
「悪気が無いのは判ってるんです…私を助けようとしてくれてるのも…だけど、割り
 切れなくて…私の帰る場所…何処にも無くなっちゃうのが恐くて…。」
「…これは本当はまだ内緒にって言われてるんだけど…君を闇月家で引き取るって
 話があるんだよ。」
「え…?」
「密さんが助けてやりたいって総帥に直談判してさ、そう言う事ならって。」
「密さんが…?」
「何も無い所に放り出す人じゃないよ。ほら、あの人真っ直ぐだからさ、ゲームが
 終わった後も自分の手元で守ってやりたかったんだろうね。」
「………………………………。」
「愛されてんね。」

さっきとは違う涙がポロポロ零れた。閉め出された訳じゃない、ちゃんと、私の事考えてくれてた…思いやってくれてた…。あの言葉だって、私の為に怒ってくれたんじゃない!なのに逃げたりして…何やってるんだろう?何でちゃんと信じなかったんだろう?

「泣かない、泣かない。」

大きな手でそっと撫でてくれている。疑ったりして悪い事したかも…。

「ウサギさん優しいんですね。」
「ウサ…?!あの…せめて名前で。」
「名前って…鳴兎さん?」
「鳴兎で良いよ。と言うか鳴兎で。」
「鳴兎?」
「そうそう。」
「ありがとう…鳴兎。」
「………………………………。」

鳴兎の手が頬にそっと触れた瞬間、物凄い音と共に照明が落ちた。

「きゃあぁっ?!」
「うわっ?!…ら、落雷…?!電気消えてるし…。」
「びっくりした…停電?」
「かもな、まぁすぐに復旧す…待て、停電?」

鳴兎は思い出した様に入り口に向かうと、カードキーをリーダーに入れた。音がしない、ランプも点かない。ドアノブを苛立たしげにガチャガチャとさせている。

「…開かない…。」
「え?」
「停電でオートロックがイカレた…。」

冗談でしょ…?

アトリ ヌエと読みます

御用の方はお手数ですがtwitter側への連絡をお願いします

イラスト使用の際は明らかに悪意のある(誰かの中傷、原形を留めない位グチャグチャ等)、又は法に触れる内容で無ければ加工、反転御自由に、事後で構いませんので報告戴けると喜んで見に行きます

ニコニコ動画では『AsrAn』と名乗ってます
↓↓作った物マイリスト↓↓
http://www.nicovideo.jp/mylist/22780099

ついった
https://twitter.com/AtoriNuE

参考として

ドールのアトリエ
http://doll-a.net/
3Dポーズ集
http://3dpose.blog93.fc2.com/
Devianart
http://www.deviantart.com/
写真素材 足成
http://www.ashinari.com/

から素材をお借りして居ます

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