「おい鈴(りん)···鈴!!」
急に呼び止められて振り向くといつものように蓮(れん)が居た。
「なに···?今忙しいんだけど」
当時小学4年の2人は今までの4年間ずっと同じクラスだった。
そのため周りからは「夫婦」だとか「ラブラブ」等とはやされた。
しかし鈴ははやされるのにうんざりしており、蓮と離れたいのに
この有り様だ。
「忙しいって···提出物は無かったはずだけど」
「提出物じゃないし。も~ほっといてよ」
いつもこの態度になってしまう。世の言う「無愛想」っていうやつだ。
もちろん直せる物じゃないのに直せだの何だの言われる。
「り~んちゃんっ♪」
出た。クラス有数のぶりっこ未紅(みく)。
「···どうしたの?」
彼女には『敢えて』優しくする。何かの役に立つ事を祈って。
「あのね~?鳴子(めいこ)ちゃんどこに居るか分かる?」
鳴子。イケテル系女子のリーダーだ。私は嫌い。
「ごめん、分かんないや」
「そっか~ありがとっ♪」
あの子と居るとなんか疲れる。できるだけ関わりたくない。
蓮以上に。
「じゃあ授業始めるぞ」
長い昼休みも終わって授業が始まる、が。
心底嫌いな担任の授業なのでもう寝たい
算数のクラス分けだってあの先生が嫌だから点数が良くても先生のクラスじゃない点数の低いクラスに行った。
(国語、か···)
一番眠くなる科目だ。
(家に帰ってゲームやりたい···)
その日は5時間授業だったので早く帰れる。
挨拶を終えてランドセルを背負いさっさと教室を出た。
そして帰る途中で聞き覚えのある声がした。
「ね~、鈴ちゃん?聞いているんでしょう?」
そこに立っていたのは
救いようのないボス系女子だった。
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彼らとの勝負で賭けるのは、『自分の大事なモノ全て』。
だから、負けたらもうおしまい。
それ...イカサマ⇔カジノ【自己解釈】
ゆるりー
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ご意見・ご感想
kanpyo
その他
早速、読ませていただきました。
実話が元なのですね、なるほどリアルな感じしました。
詳しい感想も掲示板にて書かせていただきました。
続きも楽しみです。
2018/08/12 04:11:25