※sioisさんのイラストに惚れこんで、昔っぽく作詞させていただいたものです。



夜毎(よごと) 夜毎 飲めや歌え
今宵こそが最高の夜
一重二重 踊れ騒げ
今宵こそが永遠の夜

星を纏(まと)い 月を飾り 夜を彩る人形は
愛の歌 悲劇 喜劇 乞われるまま歌いあげる

歌が全て 全ては嘘
この世の終わるその日まで


いつか時は流れ流れ
誰もいない 静寂の夜
街に空に響いていた
笑い声は遠い昔

埃纏い 枯葉飾り 忘れられた人形は
愛の歌 悲劇 喜劇 壊れるまま歌いあげる

歌が全て 全ては夢
この世の終わるその日まで


風の旋律 鳥の囀(さえず)り 目を醒ました人形は
いつか聞いた 忘れじの歌 心のまま歌いあげる

歌が全て 全ては歌
誰かの耳に届くまで

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

忘れじの歌

 sioisさんの『忘却』というイラストが好き過ぎて、勝手に歌詞を考えたのでした。素敵なイラストはこちら。http://piapro.jp/a/content/?id=ih8mmnb04lvfewrs

「古びた洋館で歌をうたう、忘れられた人形」というイメージから膨らませています。アコーディオンなんかをバックに、3拍子で歌う感じでしょうか。

 歌をうたう人形は、ただ歌をうたう為に存在していました。そうしてもてはやされた人形もいつかは忘れさられ、埃をかぶって壊れるのを待ちながら、それでも歌いつづけます。
 やがて、風や雨、鳥たちの、世界のありのままの音を聴いた人形は、歌をどうしてうたうのか、やっと気付きます。そして、昔誰かが歌っていた懐かしいあの歌を、心を込めてうたうのです。どこかでこの歌を聴いてくれるかもしれない、誰かの為に。そんなストーリーです。

 うん、ここまで一気に書いて、かなり自分が恥ずかしい気がしてきました(笑) いや、大丈夫大丈夫、みんなやってるみんなやってる。

 誰か歌わせてくれないかなあ、と思いつつ、慣れない事をすると照れくさい風杜鈴音でした。では、また。

閲覧数:237

投稿日:2008/05/07 23:37:08

文字数:334文字

カテゴリ:歌詞

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     うう、気に入ってもらえたようで良かったです。ほっと一安心です。
     本当に物語を感じさせてくれる、素敵なイラストがあったればこそですので、こちらこそありがとうございました。

    2008/05/08 02:08:34

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