「涙の行方」

両手に溢れかえる幸福の
隙間に見え隠れした後悔は
行き場さえも見失ってた
紛れもない君への涙なら
僕は救われる様な気がしていた
でもそれは僕の涙(もの)だったんだ

二人分の陰に隠れてさ
本当の優しさを分け合って
それだけでも良かったのにね
背伸びした幸せは単純で
等価交換を求めてきてさ
差し出したのはね君だったんだ

手を引かれ僕は
「こんな姿じゃなきゃ良かったね」
なんて
笑って君は言うんだ
「君は十分すぎる程に綺麗だ」
って

僕はいま幸せだよと言いたくて
今すぐにでもまた君と笑い合いたい
本当の優しさをくれた
君はもうどこにもいないの

お面を被ってまた今日も
平穏な毎日を過ごしている
どうかと願う 笑っていて
都合のいい僕のお願いだ
涙でもう前が見えないや

まだ微かに残る君の温度
こんな僕でごめん
この手にまだ残る優しさを
もって今度は僕が

今日だって幸せだよと言いたくて
今すぐにでもまた君と笑い合いたい
でもそれはもう出来ないでしょう
見つけることも

本当の優しさを知りました
本当の辛さだって痛いほど知りました
数え切れない程の「本当」をくれた君はもうどこにもいない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

涙の行方

閲覧数:705

投稿日:2015/12/16 09:29:35

文字数:507文字

カテゴリ:歌詞

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