ヴァニタス

投稿日:2017/03/21 19:12:28 | 文字数:449文字 | 閲覧数:67 | カテゴリ:小説

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ひとりごと、といった感じです

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TEXT
 

階段の上から声が聞こえる

小さな鞠が糸を引き千切られながら転がっていく


西の空が泣いた

空が青いのは 空がみんなの涙を吸っているからで
雨が降るのは 空がみんなの代わりに泣いてくれているからだと
教えてくれたのは誰だったろう

夕方の風の音を聞きながら 今日も台所に立ってる
お箸をとる人が居なくなったお膳を見て泣くんだ

自分じゃ なくしちゃいそうだから、と
家の中では 僕に預けてくれていた鍵

毎朝それを手渡す時
必ず 僕の片手が君の手に添えられていたことを
君は気づいていたかな

君が好きだったオルゴール
回す人が居なくなって 錆びついた取っ手を見てまた

どうしてだろう

まだそこに居る気がする


泣く時に言葉なんて要らないんだ
文字にする必要なんてない

君が僕のことを忘れて
僕が君のことを感じられなくなっても


僕は君のことが大好きだよ

たとえ君が僕のこと嫌いでもね


一面の水たまりに 青い空が映る
雲はみんなの思いを乗せて
地平と水平線の向こうに歩いていった

どうぞよろしくお願いします。


かれは→ナノに改名しました。

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