A
真珠の乳白(にゅうはく)の 
光さえも
死に絶える 暗闇(くらやみ)

琥珀色の魚(いお)の 
鱗(うろこ)流れる
水底(みなそこ)の岩山

B
頭蓋(ずがい)の眼窩(がんか)のよに・・・
窪(くぼ)んだ孔(あな)が 招いた

S
泳ぎ進み 水面(みなも)へ出(い)できて
 覗いて見るはこの世のものでなく
冷えた空気 震える背筋が
 気づかぬ後ろに誘う者があり
 
忍び込んだ 岩窟(がんくつ)の洞(ほら)
 こぼれる宝石をこの手に得ようと
香りほころぶ 緋色の羅紗(らしゃ)を
 まくると始まる終わりの調べはカーヌーン

(間奏)

A
踏み込む足音が 
皆(みな)を醒(さ)ます
起き上がる 亡霊

スルタンが命じる 
捕らえ排せよ
盗掘(とうくつ)の輩(やから)を

B
斑(まだら)の模様の紐(ひも)
狭(せば)まる穴の奥へと

S
囲い追いて 縛るはその足
 足掻(あが)けど見るはこの世のものでなく
冷えた空気 震える背筋が
 気づかぬ後ろに誘(いざな)う者がある

物を言わぬ 下僕(しもべ)が見せた
 ゆるがぬ王者の証(あかし)の紋様(もんよう)
叫び泣けど 届かぬその声
 囚われた部屋はこの世では決して

纏(まと)う衣(ころも)に 香るは抹香(まっこう)
 叩くはタラブッカ その音(ね)に酔いしれる 
香りほころぶ 緋色の羅紗を
 まくると始まる 終わりの告げ歌

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【KAITO】スパイラルケイブ【動画】

作曲:紀ノ伊氏
http://piapro.jp/ichikusa

閲覧数:196

投稿日:2010/11/27 17:32:52

文字数:596文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました