何を咎めて 何を讃えよう
ここに在ることを「生きてる」と
何を理由に 何を示そう
僕という殻に居る僕を


立ち止まる その度
うるさい雑音(ノイズ)が
胸の奥を掴んで
恐れを招いた

形の無いものに縋って 手放した
君の手の温もりはもう無くて

守りたいのは 自分だけだと
奥底に眠る "赤の他人"が
牙を突き立て 毒を撒くんだ
目を覚ます僕を道連れに

目を閉じれば 耳塞げば
深淵だ
その刺激から 逃れる時は
僕が僕を明け渡す時


振り向いた その先
見つめる期待に
応える手が無くて
恐れを掴んだ

進み続ける覚悟も無く 踏み出した
この夢が醒めるには痛すぎる

深紅いこの血が 巡る理由に
僕を関連(リンク)させるにはまだ
「生きてない」から 「生きられない」から
勇気づける言葉が嫌だ

無いものだけ強請る癖が
染み付いた
この平凡な 世界の上で
凡庸な僕の生きる意味


何が出来るか どう魅せるのか
一番最初がわかんないよ
始め方とか 歩き方とか

そこに居るはずの 本当の僕に
いつだって問いかけ続ける
どんな自分に 夢を見るのか
どんな僕が僕を名乗るか

証明して 承認して
丸付けて
書き飽きるほど 連ねた文字が
僕を表す"名前"になる

踏み出す度に 僕を知る旅

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Nameless

COBA x5884xさんの素敵な楽曲への応募用です。
https://piapro.jp/t/I16d

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投稿日:2021/02/28 22:45:48

文字数:544文字

カテゴリ:歌詞

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