それは夏
うん夏
暑くてやる気の出ない夏のこと
「ねぇ、ヒロ」
「なに?」
今年もコンプ祭とかで忙しいマスターが話しかけてきた
「……ついていかないからね」
マスターはコンプ祭があるたび、わたしを無理矢理つれだしては
「ウッホ!大漁だワッショイ!」
と鼻血をだして某歴史ゲームの同人誌を買いあつめるのだ。
わたしはまたそのことだと思い拒否した。
「え、違う違う」
とヘラーて笑うマスター
うん、うざい
「じゃあなぁに?」
「いやぁ、ヒロ痩せたな、と」
…………
「は?」
本を読んでいたが
視線をマスターにむける。
「いやぁ、ね
いままでヒロてボンキュッボンだったけどさー」
何をいってるんだこの人は
「夏バテでちゃんとしたの食べてないでしょ?」
「あーうん、まぁ。」
相槌をすると
マスターはそれでそれでーとニコ…いや、ニマニマしてきた。
「Fに近いEだったヒロの胸がDになって~
ムチッてカンジの足がスラッとした美脚になってー」
ん?
なんでこの人あたしのバストサイズ……
「もう俺好みなんだ!」
鼻血をタラシながら言うマスターに呆れた。
あと体がつい動いて、マスターを本で殴ってしまった。
「いっだっぁああ!!」
頭を押さえて屈むマスターがキッと睨みつけてきた
「うるさいマスター
マスターさ、一応女の子でしょ
鼻血だして気持ち悪いよ。」
「はんっ!女の子じゃないし!
腐ってるおん「だまれ」
もうマスターの相手がダルくなったわたしは
タオルケットにくるまって寝転ぶ
「ねぇーヒーローヒーロー。」
「わたしは英雄ではないよ。寝るから黙ってね。」
「……はい」
(あ ヒロ膝まげるからパンツまる見え!あはあは!! )
おわり ←←←←
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