つまびいた孤独の歌
遠く遙か想い馳せる
月夜の海に溺れぬよう
貴方を一人待ち続ける
たゆたう砂漠の風に
小さな指這わせて
錆びたメロディ届けよう
夢でいいから逢いたい
哀しみの中に浮かぶ
貴方の消えてゆく姿
行かないで行かないで
叫びが零れる
潤いが貴方を掬い
地平線へ連れて行った
この砂に埋もれた
この手はもう届かない
別れの言葉も言えずに
振り向かず貴方は去った
例え美しい調べでも
その心には届けられない
どこかの風に伝え聞いた
貴方は幸せになったと
涙は零さないで
すべてを受け止められたら
時はやがて過ぎ去り
砂の海のむこう見えた
貴方が笑って私を呼ぶ
私はそっと目を閉じた
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想