C1
あなたが 「飛べる」と云うのなら
わたしは きっと 飛べるのでしょう
どこまでも気高く
どこまでも孤高に
あなたのいる空は こんなにまで優しい


A1
撃ち落とされた 鳥
散らばった羽を 拾い集めました
いちまい また、いちまい
これは
愛の切れ端

B1
送信できない メールが積る
〝あいたい〟
〝あいたい〟
〝あいたい〟
〝ねぇ あいたいよ〟

S1
叫んでも 木魂(こだま)しない
あなたが返してくれなきゃ意味ない
「おいで」と云ってよ
わたしの生を 想いやらないで・・・


A2
残されたのは みな
遺言に似せた ラブレターでした
ひとこと また、ひとこと
これは
愛のナイフ

B1
受け入れられない 芥(あくた)が積る
〝サヨナラ〟
〝サヨナラ〟
〝サヨナラ〟
〝もう サヨナラだ〟


C2
あなたが 「飛べる」と云うのなら
わたしは きっと 飛べるのでしょう
どこまでも気高く
どこまでも孤高に
あなたのいる空は こんなにまで優しい

C3
あなたが 「おいで」と云うのなら
わたしは きっと 逝けるのでしょう
すぐにでも綺麗に
すぐにでも羽ばたく
あなたのいる空は こんなにまで恋しい


S2
振り向いても 誰もいない
あなたがいない世界など意味ない
「飛べる」と云ってよ
わたしの足を 繋ぎ止めないで・・・

S3
叫んでも 木魂(こだま)しない
あなたが返してくれなきゃ意味ない
「おいで」と云ってよ
わたしの生を 想いやらないで・・・

お願いだから 傍にいさせてよ・・・

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Call Me, Bird.

死別ものが苦手だと云った矢先に、書いているのはなんなんでしょう。

数時間前に、歌詞は詩の延長線で、あるパート以外は考えるのが困難だと云いました
普段はおおよそそうなのですが、今回は稀な例外だったようです
どのパートも、好きです
どのパートも、即席とは云え、詩的なものになって良かったです

冒頭のC0が、最初に浮かんだ詩でした
なので、最初はあの部分がサビだったんですが、A・Bと書いていって、続いた思考の方がサビにいいと思い、まずC0として移動させたのです
・・・ちょっと、意味が分からないでしょうか?
最初:S0 A1 B1 S1
現在:C0 A1 B1 S1
サビを最初に持ってきて、もう一度繰り返すつもりだったものを、新しくサビになるものが浮かんできたので、C0として繰り上げたと云うことです
アンダー、スタン?  ムカツクな。

浮かんだ言葉は、
鳥 生 共に 羽 愛 などなど
死別にこだわった訳ではなかったのですが、喪失感と別離といったものを取り扱いたかったので、こういうものにならざるを得なかった、ということです

しかし、この歌詞から、死よりも生を感じていただければ、幸いだと思います
生を想われる残酷さ。痛く苦しいまでの愛情。踏み躙れない、最期の願い。
どちらかを選ぶと、どちらかを否定してしまう、二律背反の焦燥感が、好きな私の嗜好がふんだんに表れた一作になってしまいました

閲覧数:82

投稿日:2010/02/17 20:25:38

文字数:655文字

カテゴリ:歌詞

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