赤く染まって白いTシャツは
やがて 黒に色を変えた
純白を黒に染めた堕天使は
やがて 蝶へ姿を変えた―――

何気ない日常の中の狂気が
『僕』をささやかな快楽を与える
自力で立ち上がる事さえできない
アリやハチを嘲笑いながら

『僕』を黒く染める
バックステージは 路地裏で
闇に溶け込むような鮮やかな
羽を見せた

綺麗事を語る口をふさいで
じりじりとアリたちを責め立てる
爪を立て 手を挙げ 腕を振り上げ
『僕』の快楽と言う名の狂気を

『君』に あげるよ

何気ない日常の奥の狂気が
『君』に鮮やかな赤色を与える
同じ事ばかり言い訳にする彼女を
『僕』はかすかに憐れんだ

『君』を 絶望の淵へ
バックステージを 路地裏へ
闇と相反する白を『君』は見せた
けど けど だけど

綺麗事を語る口ふさいで
じりじりとハチたちを責め立てる
「所詮綺麗事は綺麗なんかじゃない」
『僕』は『君』に現実 突き立てて

Tシャツを真っ赤に

「知らないふりは大嫌い」
麗しきアゲハ蝶は嘆いた
「そのためなら赤も毒も黒も
喜んで請け負いましょう」

綺麗事を語る口をふさいで
アゲハ蝶は高らかに笑い踊る

噛みついて生気吸い取り『僕』は
堕天使とアゲハ蝶の名を受ける
『僕』も『君』も『蝶』も同じだ
そして『僕』は涙を流す

同じにはもう 生きれない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Bloody Backstage

正直やりすぎたと思ってます。

閲覧数:21

投稿日:2010/07/05 19:14:27

文字数:571文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました