"鬼さんこちら 手の鳴る方へ" 陽が落ちるまで遊ぼうや
黒い自分と睨めっこ キリがないや馬鹿らしいや

なら追っかけっこをしよっか まずはお前さんが鬼や
十(とお)数えたら始まった 独りきりのレクリエーション

夕闇 畦道 踏んで
息切らし 汗の飛沫、散る 逃げられずに宵

覚束ぬ足 ふらふらり
目隠ししたって…追いつかれちゃう
さっ、さァ 早々にお逃げ!!
隠れて 息を殺して 抱えて
その目に居る影法師(かげ)は だァれ?

孤独に奄々としながら 気が滅入ってても遊ぼうや
弱い自分と睨めっこ 口もないや瞳もないや

宵闇 黄泉路へ 駆けて
声は絶え 喉は掠れてく 届かない儘で

枯れて失った言ノ葉
虚しい程に響く寂びた悲鳴(こえ)
帳は落ちてゆき
明るみ 佇む 黒い躰に
優しく差し伸ばす手 だァれ?

"鬼さんこちら 手の鳴る方へ!!"
逃げ隠れても無駄無駄 さァおいで
闇雲切り裂いて
剥がされてく 本性丸裸
白い影法師(かげ)伸ばして
溢れ出す 鈍色の一滴
その目に映る光芒
優しく微笑む君 だァれ?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

鬼ごっこ【作曲:gendagaさん】

心を閉ざして孤独に遊んでいた少年。

そこに差し込んだ友達という光。

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投稿日:2016/02/20 14:24:12

文字数:458文字

カテゴリ:歌詞

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