夕日に伸びた影がひとつ
やけに寂しく揺れていた
一人は嫌いじゃないけれど
独りは虚しくなるもんだ

その場限りの愛想なら
装備可能な経験値
大人になるんじゃなくて
大人にさせられていくんだと

愛される才能なんてないから
せめて笑顔が欲しかった
道化みたいに歌いながら
どこか遠くに夢見ながら

生きてるだけで褒めてちょうだい
がんじがらめの自己肯定
どうでもいいに溺れちゃって
上手く弱音吐き出せないな


しがらみ暗闇 目隠しで歩いて
本物がないなら全部同じだ
嘘ばかりついてきたけれど
本当は嘘つきは嫌いなんだ

建前だけでいいのなら
お涙ちょうだいの与太話を
弱音が許されないのなら
笑いまじりにこぼす愚痴

愛される才能なんてないから
せめて笑顔が欲しかった
道化みたいに歌いながら
どこか遠くに夢見ながら

息してるだけで精一杯
吹けば飛ぶような存在感
どうでもいいが口癖になって
自分のことすらどうでもいい


優しい人にならなくちゃ
せめて邪魔にはならないように
愛される才能がほしかった
笑って許されてみたかった


生きてるだけで褒めてちょうだい
生きてるだけで褒めてちょうだい

存在意義を見失って
自己肯定に縋ってる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

自分自身の話。

閲覧数:125

投稿日:2018/09/18 19:29:56

文字数:520文字

カテゴリ:歌詞

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