日時計の針 真円の月
確たるものさえ ファンタズマゴリーなのか
アルバムの写真 昨日の日記
両親を名乗る 見たことの無い二人

かつて いたという私
かつて いなかったという証

冷めないまま 夢は現実になってゆく
何かが違うまま 違わなくなってゆく
箱の猫も 白い鴉もいないのなら
私が違うのかな
辺獄の地へ堕ちてゆく
堕ちてゆく

業病の折 酸欠の街
昔の話は小説のように消ゆ
積み上げたものを崩されたような
悲しみすら無く 肉体を拒んでいる

夕刻 帰路のレンガ道
ひとつ 確かに輪郭を見た

あなたがいた
透明に色が咲いてゆく
燃え盛る教会のステンドグラスのように
私にただ一つ信仰があるのなら
神様の奇蹟じゃない
「あなたの事を愛してる」

初雪の日 青い夜空
街灯り あなたの手の温度
コーヒーの匂い
大切な思い出たち

幸せのみちゆきに光あれ
まだ届かない星空の向こう
愛という未知のセオリー

眠る私の中に答えはあった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

アンティーク

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投稿日:2021/03/26 19:16:32

文字数:417文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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