『アイとキミとカミサマと、』


【A】
 ぽつり、呟いた
 「カミサマがいじめるよ」と
 雨冷たくて
 今冷たくて
 見上げられない空を睨んだ

 ぽとり、落とした
 「拾えず溶けていくの」と
 手にした鞄か
 それとも涙か
 見えない明日を放り投げた

【B】
 ねぇ、アイたいよ
 無くしそうな昨日と今日に
 もう、戻れないの
 分かっていたの。

 分かっていた。

【サ】
 この世にカミサマがいるとして、
 そいつはろくでもないやつだろう。
 キミがカミサマになったら、
 今より、
 マシになるかな。

 笑って、怒って、
 泣いて、はしゃいで、
 奇跡のような偶然、出会って
 ヒトとヒトがアイしあったなら、
 マシになるかな。
 ねぇ。


【A】
 ひらり、散っていく
 花びら眺めて、泣いた。
 「戻れないの
  キミの元へ」
 枯れそうな涙、頬伝う。

【B】
 アイをなくして、
 悲しみに暮れ、そして
 間違いを犯して、
 アイを求めたのか。

 あぁ。
 カミサマも。

【サ】
 この世にカミサマがいたとして、
 そいつはどんな奴だったのか。
 アイのカミサマとやらが傍に、
 いるのか。
 分からないさ。

 キミとアイとカミサマと、私。
 傍にいたはずの大切なもの。
 分かってるんだ戻れないのは。
 キミが、アイが、
 カミサマのような、あの日に。

 あぁ。
 さようなら。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

アイとキミとカミサマと、

カミサマは、なんなんだろう。

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投稿日:2011/12/13 16:26:07

文字数:653文字

カテゴリ:歌詞

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