【英雄世界継承】

Ａ

創造を続けていた生まれ育った世界は
遥か未来へと歴史を紡いでこれからも歩む

生み出されるのは善だけではない混在物
形を日々変えていき影響し合い反響する

Ｂ

破壊も必要悪として認められてしまう世の中
創造と対立する新たな組織の増殖

許容範囲を死守するのが使命としている
そのバランス護るために戦いすらも惜しまない

Ｓ

永久を望んで生きて調整するための監視
神より依頼されたその使命を果たすために

少しでも世界の寿命尽きないように尽きないように
戦いを終わらしてまた戦いを始める

善悪を飛び越えて敵味方関係なく
全体からすれば小さい綻び繋ぎ合わせていく

Ａ

残り少ない寿命を粗末に扱えない
衰退していく姿が認識できる有り様

世界の灯火など小さく小さく揺れてる
未来を懸命に生き安全な場所探している

Ｂ

世界の最後は滅びの日その運命回避不可能
別世界逃げようとも変わらない遅い選択

抗う事すら無駄　手後れであり加速する
一つの時　刻み滅び世界は消滅していく

Ｓ

そこまでの歴史が全て世界は創られて消える
神から人へ使命　神から人へと継承

長い長い歴史刻み存在の数　思い出となる
誰にでも始まりと唐突な終わりがある

止める事はできない神の摂理は絶対で
そこにはたくさんの生命　命の形　満ち溢れて

Ｃ

滅びた後に新たな世界たった一人の英雄がいる
長い長い時を見守って　そこで生まれた新たな結末

Ｓ

選ばれし者が世界を導き目的を果たす
望んだ結末から先の未来を託すため

今度は最初から眺め切れ目の途中まで眺めてる
自ら望む世界消滅するその日まで

そして新たな世界生み出される　そのために
新たな英雄を探して力を継承させていく


＜ひらがな仕様＞


【えいゆう　せかい　けいしょう】

Ａ

そう　ぞうを　つづけて　いた　　うまれ　そだった　せかいは
はるか　みらい　へと　れきしを　　つむいで　これ　からも　あゆむ

うみ　だされる　のは　ぜん　　だけ　ではない　こんざい　ぶつ　
かたちを　ひび　かえて　いき　　えいきょう　しあい　はんきょう　する

Ｂ

はかいも　ひつよう　あくと　して　　みとめ　られて　しまう　よのなか
そう　ぞうと　たいりつ　する　　あらたな　そしきの　ぞうしょく

きょよう　はんいを　ししゅ　　するのが　しめい　として　いる
その　ばらんす　まもる　ために　　たたかい　すらも　おしま　ない

Ｓ

えい　きゅうを　のぞんで　いきて　　ちょうせい　する　ための　かんし
かみより　いらい　された　　その　しめいを　はたす　ために

すこし　でも　せかいの　じゅみょう　　つきない　ように　つきない　ように
たた　かいを　おわ　らし　　また　たた　かいを　はじめる

ぜん　あくを　とび　こえて　　てき　みかた　かんけい　なく
ぜんたい　から　すれば　ちいさい　　ほころび　つなぎ　あわせて　いく

Ａ

のこ　りすく　ないじゅみょ　うを　　そまつ　にあつ　かえない
すいた　いして　いく　すがたが　　にんしき　でき　るあり　さまで

せか　いのとも　しび　など　　ちい　さくちい　さくゆれ　てる
みらいを　けん　めいに　いき　　あんぜん　なばしょ　さがして　いる

Ｂ

せかいの　さいごは　ほろび　のひ　　そのう　んめい　かいひ　ふかのう
べつ　せかい　にげよう　とも　　かわらな　いおそい　せん　たく

あらが　うことすら　むだ　　ておくれ　であり　かそく　する
ひと　つのとき　きざみ　ほろび　　せかいは　しょうめ　つして　いく

Ｓ

そこ　までの　れきしが　すべて　　せかいは　つく　られて　きえる
かみから　ひとへ　しめい　　かみ　からひと　へとけ　いしょう

ながい　なが　いれきし　きざみ　　そんざい　のかず　おもいで　となる
だれ　にでも　はじ　まりと　　とう　とつ　なおわ　りがある

とめ　ること　はで　きない　　かみ　のせつ　りはぜった　いで
そこには　たく　さんの　せいめい　　いのちの　かたち　みちあふ　れて

Ｃ

ほろびた　あとに　あらたな　せかい　　たった　ひとりの　えい　ゆうが　いる
ながい　ながい　ときを　みまもって　　そこで　うまれた　あらたな　けつまつ

Ｓ

えら　ばれし　ものがせ　かいを　　みちびき　もく　てきを　はたす
のぞんだ　けつま　つから　　さき　のみらい　をたく　すため

こんど　はさ　いしょから　ながめ　　きれめの　とちゅう　までなが　めてる
みず　からの　ぞむ　せかい　　しょう　めつ　するそ　のひまで

そし　てあら　たな　せかい　　うみ　だされ　るそのた　めに
あらたな　えい　ゆうを　さがして　　ちからを　けいしょ　うさせて　いく