ふわりと空気が頬をかすった
きっと冷たい風なんだよね
それを感じとることができない僕は
このコトちゃんと分かってたハズなのに

どうしてどうして胸が苦しいの
ゆらゆらとなびいてるマフラーは飾りなのだと
知っていたのに

「どうして」

あなたと出会ってから 色々学んだよ
僕はただ歌う機械なんだということだって
それでも今になって 気付いてしまった
愛という感情が此処にもあること

「あなたが、すきです」

温もりが欲しくて手を繋いでみたくて
貴方を後ろから呼んでみたけど

壁(ウィンドウ)の厚さには勝てなくて
僕の声は次元の壁を彷徨う手紙(ファイル)だと
気付かせられて涙零れて
どうして伝わらないのなんて当たり前のことを考えてたら

あなたがぼくのまえにすわった
やさしくほほえんでがめんをなでた
「ごめんな」といったあなたのほおには

ひとすじのなみだ

人差し指を出して拭って笑顔取り戻してって言いたい衝動までも
全部只のデータなんだという事実がそこにある
今の僕はそれを受け止めなければいけないんだと思った

ボクハヒトニハナレナイ

思いだけが膨らんでく 昇華する過程で阻止されてく
ただひとつ僕に出来ること

「ごめんなさい」

貴方の前で想いを奏でる ただそれだけ


ライセンス

  • 非営利目的に限ります

ふゆのしずく

ちょっと兄な詞を書いてみたかったので

原形を留めた改変などは大丈夫ですのでお気軽にどうぞ使ってやってください
少しでもあなたの心を動かせたら嬉しいです。

閲覧数:347

投稿日:2007/12/26 14:10:46

文字数:545文字

カテゴリ:その他

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