A1
険しくそびえ立つ岩壁を
容易く越えていくハゲタカ
僕らは擦り切れた靴で
青空見上げてる

B1
優しささえ 意志を持って
振りほどき ここまで来たから
手をかけて 心持ち上げ
グッと 高みへ

S1
今登り始めた 標の岩
決意に滲む汗
向き合ってみるほど
聴こえてくる
逃げていた弱さの声が

這い上がるガムシャラ
涙さえも
頂目指すなら
あの見果てぬ夢もマグマになり
僕の灯を燃やすだろう


A1
苦難を登りきり飲む水は
どんなに美味しく潤うか
手掛かりと足場を結ぶ
ルートは過酷でも

B1
神様には理解できない
足跡を残しに行くのさ
次の山 次の崖へと
もっと 自分で

S1
知らない未来まで
引き上げてく
弱気も泣き虫も
食い縛った言葉 裸の自然
偽りは 剥がれ落ちてく

薄霧の向こうに
目を凝らして
探し出す源
ふと握りしめてた
野生の花
一筋の風になる


C
時に挫けて
もたれた岩肌
君が写った写真
星空にかざした

S3
まだ登り続ける 標の岩
明日を照らす汗
向き合っているから
また進める
流れ来る
時代(とき)の礫(つぶて)を

這い上がるガムシャラ
涙さえも
頂目指すなら
いつか天に戻り 来たるべき日
虹ひとつ 架けるだろう


【譜割り・()は一音分】

A1
けわしく
そびえたつ
いわかべを
たやすく
こえていく
ハゲタカ

ぼくらは
すりきれた
くつで
あおぞら
みあげてる

B1
やさしささえ
いしをもって
ふりほどき
ここまできたから

てをかけて
こころもちあげ
(ぐっ)と
たかみへ

S1
いま
のぼりはじめた
しるべのいわ
けついに
にじむあせ
むきあってみるほど
きこえてくる
にげていた
よわさのこえが

はいあがる
がむ(しゃ)ら
なみださえも
いただき
めざすなら
あの
みはてぬゆめも
マグマになり
ぼくのひを
もやすだ(ろう)


A1
くなんを
のぼりきり
のむみずは
どんなに
おいしく
うるおうか

てがかりと
あしばを
むすぶ
ルートは
かこくでも

B1
かみさまには
りかいでき(ない)
あしあとを
のこしにいくのさ

つぎのやま
つぎのがけへと
(もっ)と
じぶんで

S1
しらないみらいまで
ひきあげてく
よわきも
なきむしも
くいしばったことば
はだかのし(ぜん)
いつわりは
はがれおちてく

うすぎりのむこうに
めをこらして
さがしだす
みなもと
ふと
にぎりしめてた
やせいのはな
ひとすじの
かぜになる


C
ときにくじけて
もたれた
いわはだ
きみが
うつった(しゃ)しん
ほしぞらに
かざした

S3
まだ
のぼりつづける
しるべのいわ
あしたを
てらすあせ
むきあっているから
またすすめる
ながれくる
ときのつぶてを

はいあがる
がむ(しゃ)ら
なみださえも
いただき
めざすなら
いつかてんにもどり
きたるべきひ
にじひとつ
かけるだ(ろう)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Rock‐climbing Life

人間だけが持ち、辿り得る感情や生き様をロッククライミングという要素を用いて描いています。
自然物を多く登場させることで人間の小ささ、その中でひたむきに発揮される力、生命の躍動を表現しています。

閲覧数:176

投稿日:2015/03/26 16:39:00

文字数:1,229文字

カテゴリ:歌詞

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