呼吸するように脈動するように
消化するように排泄するように
ラララ粗捜し、ラララ存在無視。
無意識下で、もう、怨恨怨嗟。

油蝉、土へぽとり。
摘まみ上げたそれは屍(かばね)?

誰もが誰かを憎んで生きている
「私はあいつを憎んで生きていく」
憎まねば生きられぬいきものだから
犠牲の上、成り立った友情、麗し。


息を吐くように脈を打つように
飯を食うように便を出すように
ルルル靴隠し、ルルル菌を廻し。
自意識下で、もう、憎悪嫌悪。

油蝉、道へぽとり。
吊るし上げたそれは躯(むくろ)?

誰もが誰かを憎んで生きている
「あいつは私を憎んでから死んだ」
憎まねば生きられぬいきものだから
犠牲の上、成り立った友情、愚かし。


あの夏、屍骸は生きていた。
「先生、あの子が殺しました」
三十六の指の中心。
蝉の声、起立挙手自白。
じりじりと、断末魔。
じりじりと、断末魔。


誰もが誰かを憎んで生きている
「私はあいつを憎んで死ぬだろう」
憎まねば生きられぬいきものだから
鏡の中、沸き立った感情、醜し。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

せみがとぶ(仮)

子供の頃って蝉の死骸つついたら生きててぎゃーってなりましたよね

たまには明るい卒業ソング的な、学校! 青春! みたいなものを書こうとしたらなんかいつの間にかこうなってました。ネクラつらい。季節外れ感もつらい。ぼちぼち推敲中です

閲覧数:279

投稿日:2014/02/06 05:48:29

文字数:466文字

カテゴリ:歌詞

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