-in EVILS FOREST-
サーバンツは、一人の亡骸を前に立ち尽くしていた。
その亡骸は勿論、『墓場の主』の為の料理になるのだが。
「さて、この死体を茹でるか、それとも煮るか・・・」
「グレーテル!焼くなんてどう?死体の丸焼き、きっと主も喜んでくr」
「アンタは黙ってろ」
グレーテルはヘンゼルをきつく突き放す。
コレが二人の日常茶飯事なのだから、ヘンゼルは全く気にしない。
(グレーテル曰く、ヘンゼルのしぶとさはウザイ女と同レベルなのだそうだ)
ヘンゼルは何か思い出すと、一人言のように呟く。
「脚本(シナリオ)はどんなに書き直したって、何度も乱れる。罪に汚れた器たちによって。
まるで揺らぐ天秤のように──・・・」
グレーテルも、ヘンゼルの一人言に付け足すように呟く。
「大罪者たちは各々の歌を勝手に奏で、やがて不協和音の狂想曲(カプリシオ)に──・・・」
-in EVILS THEATER-
サーバンツはこれ以上何も言わずに、黙々と調理を続ける──その様子を、時の魔導師はステンドグラス越しから見つめていた。
彼女は、ステンドグラスの隣にある本棚から、〈Eld〉と〈Satan〉という本をしまう。
代わりに、〈Spirit〉という本を出す。
「物語は既に、神と悪魔の手を離れて独り歩きをしている──・・・」
そう呟きながら、またステンドグラス越しに森を見ると、『墓場の主』と『歯車』の姿が見えた。
『時の魔導師』は嗤うと、また、淡々と本を読み始めた。
【茶番カプリシオ】4、独り歩きをする物語【自己解釈】
なんだかミクさんが全然活躍してない・・・
今回は誰からの視点でもありません
[偉大なる本家様]
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16017826
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