人魚姫【自己解釈】

投稿日:2012/11/24 01:32:28 | 文字数:3,622文字 | 閲覧数:1,401 | カテゴリ:小説

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素敵な曲を見つけました。
超泣けます。あれは隠れ名曲ですね、わかります。

あと、自己解釈PV(sm7357634)ではルカさんの相手レン君だったのですが、私的にはやっぱりがっくんにしました。
今回のキャストはルカさん、がっくん、めーちゃん、リンちゃん、レン君です。
レン君は実は女装しています。あとでレン君に殺されますね。あはは。

そして2時間ぐらいで書き終わるかなと思いましたが、まさかの3時間で一番がようやく終わりましたでした。
ということで次回に持ち越し!
っていうか勉強やろうね。もうすぐ期末テストだよ! 「テストなんてしーねーばーいいのにー☆」なんて言ってる場合じゃないよ!

はぁ……誰か課題手伝ってください(←毎回必ず2個は課題出してない人)


原曲[http://www.nicovideo.jp/watch/sm6929918]

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TEXT
 

「──私は、あなたが好きでした……」


それはどうしようもないほどに。
自分の運命を歪めてしまうほどに。

そんな私は、もうすぐ泡となって消えてしまうのだろう……





さようなら……





私の愛しい人。

この青い海と蒼い空に溶けて、あなたをいつまでも見守っています。










<人魚姫>










「いい? 私たち人魚は15歳になったら"海の上の世界"……人間の世界に行くことが許されるの」


小さい頃、お母様が私たちにそうお話してくれました。


「おかあさまも、いったことがあるの?」


メイコ姉様がお母様に訊く。


「ええ、そうよ。とっても神秘的で素敵なところだったわ」
「おかあさま、『しんぴてき』ってなあに?」
「あらあら……リンには難しすぎたかしらね」


妹のリンが、お母様の言葉に首をかしげました。
それをお母様がうふふと笑うと、リンは口を尖らしました。





それはとってものどかで、幸せな時間でした。





そのときの私はまだ無垢で、ずっと夢に見ていました。
空に満ちる、綺麗な蒼い星を。
その星を手に取ることを。

それから数年後、お母様が病気で亡くなったため、それから"海の上の世界"のお話を聞けなくなってしまいました。

それでも、私は海の中で望んでいました。
時が満ちるその日まで、綺麗な蒼い妄想を描いて。




またそれから数年が経ち、メイコ姉様が15歳を迎えました。
でも、メイコ姉様は"海の上の世界"に見に行こうとはしませんでした。

……理由は、メイコ姉様が次の女王になるから。
そのとき国を治めていた女王──お母様が死んでしまったことにより、メイコ姉様が治めていたのです。
しかし当時のメイコ姉様に国を治めるにはまだ早いと、「女王と認められる人魚の最低の年齢」である15になるまでは「王女」として、大臣たちに支えながら国を治めていました。

そのため、メイコ姉様は"海の上の世界"を見に行くことが出来ませんでした。










──そして時は満ち、私は15の誕生日を迎えました。





「いってらっしゃい、ルカ」
「ルカ姉様、"海の上の世界"のお土産、よろしくね!」
「メイコ姉様……リン……」


盛大なパーティーが行われ、それが夢みたいに過ぎた夜。
私は二人の姉妹に見送られ、"海の上の世界"へと向かった──





***





──でも、甘い妄想は簡単に壊れました。





お母様が言っていた、私が海の中で見ていた、綺麗な蒼い星はどこにもありませんでした。
あるのは黒く厚い……雲だけでした。

"海の上の世界"の波は荒く、私はすぐに流れそうになりました。
それでもなんとか耐えて、辺りを見渡しました。

すると、"海の世界"にはとてもない大きな船がありました。
船は、今にも波に飲み込まれそうでした。

その船から、一人の人間が落ちていきました。


「!」


私はお母様の話から「人間が海の中では生きられない」ことを知っていたため、すぐにその人間を助けにいきました。










その翌朝、私はやっとの思いで人間を浜辺に引き上げました。
それでも人間……の少年は起きていませんでした。
死んでしまったんじゃと思いましたが、少年は息をしていて私はホッとしました。

少年はよく見ると綺麗な紫の髪をしていて、私は人目見ただけで──彼に恋をしました。


「……とっても綺麗な人……!」


誰かがやってくる音が聞こえて私はすぐに物陰に身を隠しました。
物陰からそっと窺うと、彼の横に緑の髪をした少女がいました。

少女は彼を心配そうに見つめていると、彼はやがて目を覚ましました。





「……あなたが、俺を助けてくれたんですか……?」





彼は、目の前の少女にそう訊きました。

本当は「私があなたを助けました」と言いたかった。
でも、私は「人魚」……。「人間に姿を見られてはいけない」のです。
──だから私は声に出しそうなのを堪えて、海の中へと戻っていきました。





私は王宮に戻っている間、「この思いを彼に伝えたい」と胸が張り裂けそうでした。
そしてずっとこんなことを思っていました。





──私が「人間」だったら……





──彼に、この思いを伝えられるのに……





***





──私はそのときから、狂ってしまったのかもしれません。





私は帰ってすぐにメイコ姉様とリンにこのことを伝えました。
そして、西のはずれに住んでいる魔女に、私を人間にしてもらおうと思ったのです。

二人に猛反対をされましたが、それでも私の気持ちは変わりませんでした。
私はすぐに西のはずれの魔女に会いに行きました。





「──やぁ、いらっしゃい。あなたが今日のお客さんだね?」
「え……? 私、あなたにご予約なんて取っていませんわ……」
「あたしは魔女だからねぇ。あなたがここに来るのがわかるのさ」


魔女は、優しく私を家に招き入れてくれました。


「相談はあれだろう? 『自分を人間にしてほしい』」
「は、はい! ……できますか、そういうの」
「あぁ、できるよ。なんてたって、あたしは優秀な魔女だからねぇ」


ただし、と口をニヤリとしながら魔女が続けます。


「なにか、"代償"をもらわなきゃねぇ。そうじゃなきゃ、あたしは『人間になる薬』を渡さないよ?」
「だ、"代償"……!?」
「そうだねぇ……たとえば、その綺麗な"声"とかはどうだい?」
「"声"……!」
「あぁ、そうだよ」


私はあまりのことに言葉が出ませんでした。

"声"を奪われたら、彼にこの気持ちを伝えられない……!
私はそう言おうと再び口を開くと、


「いいのかい? "声"を代償にしなきゃ、愛しの彼には会えないんだよ?」
「!」


魔女の蒼い目には、動揺する私が映っていました。
私は悩んだ末……決意しました。





「……わかりました。この"声"を、あなたに渡します。だから『人間になる薬』をください」
「ほう、わかったよ。それじゃあその決意に免じて、この薬をあなたにあげるよ」


私は魔女から薬を渡されると、すぐに家を出て行こうとしました。
すると魔女が、最後に、と付け加えて、


「そうそう、言い忘れてたけど、人間の足で歩くとナイフで刺されたような痛みがするからね──」





*****





私は再びあの浜辺に上がり、魔女からもらった薬を飲みました。
すると私の尾ひれはみるみる真っ白な足へと変わりました。

私は嬉しくなり、歩こうと立ち上がった瞬間、





「──ッ!!」





足をナイフで刺されたような、鋭い痛みが私を襲いました。
思わず泣きそうになるのを堪え、ギュッと目を瞑りました。

そして目を開けたら──





「……大丈夫ですか?」
「……!」





──愛しの彼がいました。





彼は心配そうに私を見つめて、もう一回言いました。


「痛そうにしていますが……どこかお怪我でも?」
「! ……!」


私は足のことをバレさせまいと、必死に首を横に振りました。
そのおかげか、彼は「そうですか……」と納得してくれました。

そして彼はまた私に訊いてきました。





「……あ、あの……こちらで、何を?」
「…………」





「『人間になる薬』を飲んでいました」なんてとても言えませんでした。
そもそも、私は"声"を失ったから喋ることができません。

ずっと黙っている私を疑問に思ったのか、彼は違う質問をしました。


「……もしかして、声が?」
「…………」


私は今度は頷きました。
すると彼はなんとも残念そうな顔を一瞬すると、





「そういえばあなた、家はどちらに……? ──え、ない? ……それでは、俺の城に来ませんか?」


あのとき彼は気を失っていたはずだから、こうして面とした形では初対面のはずです。
なのに、何故彼は「見ず知らず」の私を「城」に招待するのでしょうか……

よくよく考えれば少し変でしたが、そのときの私はただただ彼と一緒にいたくて、何も考えず頷きました。


「そうだ、あなた名前は? 砂に名前を書いてくれませんか?」


彼に言われた通りに、私はしゃがみ、砂に名前を書いた。
その名を、彼は読み上げました。


「『ルカ』……とっても素敵な名前ですね。ちなみに、俺の名前はがくぽです」




『がくぽ』……顔だけでなく、名前も素敵……
私は再び彼に惹かれていくのがわかりました。





そして──私は、彼と幸せな日々を送りました。でも、その幸せはそう長くは続きませんでした。

兄さんマジLOVE213%な雪りんごです

リンゴをくれれば支配下に回るよ←
文才のカケラもない小説書いてます

好きなジャンル:ミステリー(ただしホラーは×)
得意なジャンル:gdgd←
最近の悩み:頭が馬鹿すぎること←手遅れ
とりあえず:兄さんを愛でたい

(`・ω・){ヨロシクね!

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作品へのコメント2

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    ご意見・感想

    曲きいてます。
    書き方がとっーてもうまくて
    よみやすかったです。

    2013/01/01 20:08:51 From  想夢

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    メッセージのお返し

    曲聴いてますか!
    あの曲とってもステキでしたよね!

    読みやすかったですか!? あ、ありがとうございます!

    2013/01/01 21:58:29 雪りんご*イン率低下

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    ご意見・感想

    始めましてです!

    自分的にはぽルカが大好きなのではまりました!

    人魚姫、聞いたことはありませんが、聴いてみたくなりました!

    それでは。

    2012/12/05 20:21:28 From  すぅ

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    メッセージのお返し

    初めましてです!
    ホントですか! それはよかったです!
    「人魚姫」とってもよかったですよ! ぜひ聴いてみてください!

    それでは、コメントありがとうございました。

    2012/12/05 21:34:16 雪りんご*イン率低下

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