A
今にも泣きそうな 空が揺れてた
キミの不安な顔は もう涙で濡れてた

B
ありふれた時間(とき)が過ぎて行くと
漠然と思っていたんだ

S
どんなに 冷たい雨が落ちて 凍えそうでも
木漏れ日のような温もりで 包まれる事を信じてた

A
薄れる景色に キミの呼ぶ声がした
冷たいアスファルトも 少し有り難かった

少しずつ無くなる僕の 残りの体温
優しく包んで 守ってくれた

B
震える指先 揺れる髪が
こんなにも 愛おしいのに

S
何度も 繋いだ手に零れ落ちた涙を
もしも ボクが拭えるのなら どんなにいいだろう
いつかの 語る夢は叶えられそうにないね
綺麗な笑顔も その声も 刻んで行くはずだったのに

C
どうしようもなく 朝が来る頃には
ボクは 終わるんだ


初めて 出逢った頃の事を覚えている?
あの時 ふざけて言ったこと 本気だったんだよ

S
これから どんな世界に生きて 微笑うのだろう
いまボクの知らない誰かと 恋をするのかな…
見上げる 空は霞み もう見えない
だから「花のような笑顔だ」なんて 本気にふざけて言った

――最期に 微笑った気がした

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

最後に映る花

死ぬ前に冗談を言ってみる彼と、それに応えて微笑んでみせる彼女の
悲しくても温かい2人で居る最期の一時を表現してみました。

※自分で作曲予定なので使用しないで下さい。

閲覧数:108

投稿日:2011/12/17 21:21:26

文字数:490文字

カテゴリ:歌詞

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