『人間と雑草の香り』

*歌詞/キレイキレイ*



三階建てのアパート非常階段
月を眺めふと下に目をやった


※tu tu tu ........


頭からダイブすれば
簡単に命というものは見えなくなる


マフラーを巻いてコートを着こんで弱音吐いた
厚着した僕を彼女たちは「可愛い」と呼ぶが
本音見せず北風も太陽も追い返して
一人になろうと背中向け墓穴掘り進む


絶望し切った奴を救える気はしなかった
望まれてないのに救おうとするのが間違い
だけどあいつは悲しい目で耳をふさいでいる
目も見えないあいつには優しさぶつからない


いつのまにかこの国はおかしくなった
強い人ばかりが意見を言い合う


大切な人を救えていいな
親切をするにも金がいる
ママが死にそうなんだ
どうすればいい？
体でも売ればいい
もてはやされた奴がつけあがり
不細工や馬鹿はクズと呼ばれる
ゴミ箱に押し込まれた彼らは笑い方を忘れた


僕が見えるか？


困難　混乱　こんがらがる
ヤミ金　ヘロイン　コンクリート
バビロン　肉片　核爆弾
あばずれ　野次馬　人身事故
混沌　懇願　コントラスト
雪解け　草花　コンシューマー
青空　三日月　森のにおい
野うさぎ　ハーモニカ　ひなたぼっこ


水があふれていた　そこに命はあるね
いつまでも笑顔でいてほしいと思うだけだよ
分かりあえたら歩こう　朝の花のように
見つけ出そう　この場所を


いつも歩いていた　よごれを見ないように
いつの日かみんなで太陽の白さ仰ごう
水の世界届けよう　朝の葉の香りに
見つけあおう　この時を