もう何も　見たくないよ
もう何も　知りたくない
もう要らない　誰も
要らない　僕も
君もそう言ったでしょう？

優しい神様から　僕へのプレゼント
瞼を塞ぐキスで　何も知らなくて良いと

悪くなった僕の目には
もう綺麗なものも汚いものもなくて
ぼやけ続けてくこの世界で　
僕はひたすらに　穏やかで甘い甘い孤独の中　沈んでゆく

ねぇ　何も聞きたくない
静かに消えたいだけ
ねぇ　だから何も　望まないよ
君もそれが良いでしょう？

可愛い天使様の　僕へのプレゼント
耳を覆う手のひら　何も思わないで良いと

悪くなった僕の耳に
もう誰かの言葉も君の声もなくて
遠ざかっていくこの世界で
僕は膝を抱えて　温かだった記憶を辿って　夢見ている

ぼやけ遠ざかる世界に
もう光も音も君の名前もなくて
最後にサヨナラを呟いて
もう涙も痛みも悲しみもない夢の中にただ　僕は眠ろう