青紅葉色づく前に 夏の暑さを忘れる
暖かく吹き包まれる黄昏
心地よさに溺れて 時が過ぎていく
僕らはなぜ歩いてるのか
もう戻れないのに

明るく照らされた 朧げな夕月
今年最後の夏花火 水面下で揺らめいた

現世の中にある虚無を掴もうと足掻く僕ら
なにも掴めない事くらい分かってるはずなのに
淀みに浮かぶ泡沫は
僕らの心のように音を立てて散っていく。


遠くで聞こえる ぱちぱちとカラフルな音を弾いて
一番高い 花火に手を伸ばす幼子
赤い火花を 弾いた瞬間(とき)に
自分に自問自答した 夜空の下

流れに流される時間
巻き戻しもリセットもない
どうでもいいやと投げやりに
未来から見放されないかなぁ

広がる茜色夜空には虚空
ひと時だけ輝く 青春のときめき
今はもう戻れない
未来を望むばかり
明日は晴れるかな
それだけでいい。

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【晩夏の夜に月】

専属作曲待ってます

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投稿日:2019/08/29 13:53:17

文字数:366文字

カテゴリ:歌詞

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