雨の匂い 感じた まだ空は
晴天の限り なのだが
水の声 来るまで 探そうか
冷えないようにと あの傘

借りたままで 伺う 返せる機会
時は止まる そんな気さえさせるよう

変わらずに今も 色褪せることなく 憶えている
子供の僕にも 理解できたのさ、と 独り言は
虚しく消えてく 今にも降り出しそうな この空に
記憶の狭間で 揺れる青の光に 呼ばれるまま


歩きゆく ふらふら もう空は
曇天 帰路へと つかねば
水の声 聞こえて きたものの
見つからないのだ あの傘

どこへ行った どうにか差してゆきたい
時が止まる その時 確かに止まり…

変わらない姿 年老いることなく 覚えていた
大人の僕より 少しばかり若く 美しさと
哀愁を纏い 今にも泣き出しそう まるで今日の
重く落ち込んだ 天気のようだと 思った刹那に


我に返った 夢でも見ていたか
僕はいつから 雨天を求めてた

涙するだけで 何もすることなく 怯えていた
大人になっても 子供よりも弱く 支えなしで
できること ありも せずに雨のせいに してる僕へ
生きてゆかねばと 伝えに来たのだ あの傘を残して…

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

元応募作品です。

閲覧数:237

投稿日:2015/03/08 16:32:46

文字数:491文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました