繰り返した夏の日の向こう

投稿日:2012/01/07 01:45:11 | 文字数:1,438文字 | 閲覧数:503 | カテゴリ:小説 | 全2バージョン

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またもや 新シリーズ……(-_-;)

「カゲロウデイズ」の自己解釈小説ですっ
流血表現はある……かな? まだ予定ですが←ヲイ(゜゜;)\(--;)

本家様のリンク貼りたいのですが、
生息圏が ようつべ なもんで………
すまんのんた (゜ロ゜;

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それは8月15日の午後12時半に起こったこと。




今年の最高気温を記録したという外とは無縁の室内で
自堕落な時間を過ごしていたとき、買い物に出ていた兄が咳を切らして帰ってきた。


やけに騒々しく階段を登ってくる。

大きな音をたてて部屋に飛び込んできた兄は、滝のように流れ落ちる汗を拭おうともせずに、こちらをひたと見つめて、掠れた声を発した。



「――――――――……。」



よく、聴こえなかった。


もう一度訊ねようと口を開いた瞬間、何種類ものサイレンが音の洪水となって聴覚を掻き乱す。


びくりと肩を竦めた。


逆に兄は焦るような表情になり、一瞬躊躇したあとに、

「来い!」

と有無を言わさず腕を引っ張って家を飛び出した。



大学生の兄は力もあり、体力も中学生とは段違いだ。 その兄に腕を掴まれたまま、全力疾走なんてされるものだから、まるで自分が風に翻弄される木の葉のように思えた。


息が切れる。揺れる前髪が視界を乱す。 部屋着のTシャツが体にべたりと張りついた。


「いっ……たい、な…にをっっ」


腹式呼吸の合間にどうにか言葉を絞り出したとき、周りの様子がおかしい事に気がついた。


この時間帯、大抵の家は昼食をとっているはずなのに、今日は妙に人通りが多い。


携帯やビデオカメラ、中には打ち水用であろう柄杓をもったおじさんなど、様々な人が皆一方向へ向かって小走りで進んでいく。


その間を突っ切った先に、黒い煙のようなものが見えた。


足を前に進めるほどに、いろんなものが視界に入っていく。



道路を分断するように固まった人達。


パトカー。


救急車。


消防車。






黒々とした煙をあげて燃え盛る、君の、家。






立ち止まった兄が大声でなにかを叫ぶ。


ああ、五月蝿いなぁ。


人の声と、サイレンと、蝉の声。


身体中から水を出してるくせに、一向に涼しくならない。


かわりに喉が貼りつきそうな激しい渇きを感じる。


暑さのせいだろうか、周りの景色がぐにゃぐにゃと歪んでいる。 これ、蜃気楼って言うんだったっけ?……違った気がする。


赤々と揺らめく炎の中から、銀色の防護服に身を包んだおじさんが1人、何かを抱えて出てきた。

全体が赤黒い『ソレ』を見た消防隊員が顔を歪め、慌てた様子で救急車に人を呼びにいった。

そっと担架に乗せられて運ばれていく様を見ていると『ソレ』から何かが落ちるのが見えた。


誰もそんな細かい事に気をはらっていられないのか、道路の上に放置された薄い四角の物体。


外装がひしゃげた、目に馴染んだ機械。


「う……そ…」


理解する。


全て、全て。


知りたくない情報や推測が頭の中で暴れまわる。


君の笑顔にはもう会えないことを。


君の声が聞けないことを。


わかったまま、叫ぶ。





「う、嘘。嘘。嘘。う、そ、嘘だあぁあぁぁぁああ!!!!」





「嘘じゃないよ」





歪む景色の中、誰かが何かを呟いた。


「だれ……?」


返事はなく、ただ嗤(わら)った気配だけが返ってくる。




ゆらゆらと気が立ち上る………陽炎(カゲロウ)の向こうで、なにより騒がしい蝉の声が世界を掻き回す。





これは、始まりに過ぎなかったのだと、気づくのは後のこと。



君との、実によくある夏の日のはじまり。

よろしくです!  ビシッ く(≧Ψ≦)

『悪ノ…』シリーズでVOCALOID にハマりました♪
イラストは鏡音らぶですが、曲は雑食ww素敵な歌ならどんなpさんでもvocaloidでもいい!
ストーリー性が高い作品を聴きがちですかね(*^^*)


メッセ頂けたら めちゃ嬉しいです。時間がかかっても必ずお返事させて頂きます♪お友達 大歓迎☆むしろなってくださいww
気軽にコメントしてくださいっ! p(^-^)q

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作品へのコメント3

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    その他

    嘘だああぁああ! もしくは夢だ!夢で良いから醒めないで!←「夢ジャナイゾ」ッテ嗤ッテル

    こここんな作品を読んでいただいてありがとうございます(>_<)
    これからも頑張ります!

    …コメント欄に書いても意味ないかww

    2012/02/28 01:34:54 From  ゆず玉

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    ご意見・感想

    自分の作品にメッセージ送るってなんかむなs((おい

    タイトルがチラッと見えて繰り返し一粒かt(ぇ

    あたしも書いたけど、こういう解釈もあるのか・・・!

    なんだか面白い展開になってきたのでブクマもらうぜっ! ノシ

    2012/01/07 08:24:13 From  姉音香凛

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    メッセージのお返し

    ふああぁっ!!

    貴女は神d((おちつけ

    書いたものにコメ&ブクマもらったのはじめてだっ
    d=(^o^)=b
    ありがとう(ToT)

    とにかく曲に はいりたかったから今日←昨日か
    頑張った!
    続き書けたから、よかったら見てね♪

    香凜 大好きだーーー!!!!

    2012/01/08 00:41:26 ゆず玉

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    その他


    始まってばっかで続いてないっ(((・・;)
    いまさらな事実に愕然……

    と言うわけで自己解釈小説第3弾!!
    「カゲロウデイズ」でございまするo(^o^)o

    自分の作品にコメ出来ると知ってやってみた
    でもコレどんなオレ得が?
    …………ただの自己満足かっっ(^q^)

    無事に続いたら、誰かメッセください………

    冒頭オンリーでも 「コレ書きますよ」って意思表示のつもりだそ!

    とりま流血苦手な人は咲けた方がいいです。

    2012/01/07 02:02:25 From  ゆず玉

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