【黒き世界に変わる時】

Ａ

悪魔の襲撃は続き日に日に数が増して
防衛の間隔がだんだん狭まっていく

城の人々の疲労増していき疲れてく
街の人々の活気薄れて萎んでいく

Ｂ

遂に本気で攻めてきた黒く染め上げる程の群れ
街なんて容易く呑み込んで人々に恐怖を与える

城に押し寄せてくる黒く包んで覆っていく
周辺の風景が黒一面に変貌する

Ｓ

それでも抗い続ける城の人々は必死に
今までの戦歴が活かされる時がきた

既に近くの街並みは黒の世界から逃れられない
庶民達は逃げるだけそれしか選択肢はなかった

誰でも理解できる敗戦濃厚状態
それでも抗い続ける城を守りし者達

Ａ

そろそろ限界が近く城放棄して逃げて
城出たら遠くまで振り返らず駆け出せ

城の人々が逃げるバラバラに離れてく
また違う何処かでの再会信じている

Ｂ

姫は心で悔やんでた何も出来ないで逃げる事
まだ残って戦いたい気持ち今までの想いが溢れる

命賭け残る者それは囮で滅ぶだけ
いつの日か取り戻す　そう心に刻んでいく

Ｓ

城から街へと逃げ出す街の原形は無くて
追われてる人々に遊んでる悪魔達　

酷い現実逃げ続け捕縛されたなら地獄が待ってる
自分自身の事だけ精一杯な哀しい世界

新たな街を目指し逃亡続ける人々
安全求めて進んで何処に行くかは分からず

Ｃ

先の見えない逃亡劇　空が黒く成り果てた世界
野外に慣れない生活それでも未来を信じて

Ｓ

何度も何度も遭遇　悪魔達潜んでいる
その力様々で複数は地獄行き

対処しながら逃げていく戦う事より逃げを優先
未来すらも見えてない目的ない流浪の旅路

何処まで行けば良いか誰にも聞けない雰囲気
分からないままに歩いた生きて行くしかないんだ


＜ひらがな仕様＞


【くろき　せかいに　かわるとき】

Ａ

あくまの　しゅう　げきは　つづき　　ひに　ひに　かずが　まして
ぼう　えいの　かん　かくが　　だん　だん　せばまって　いく

しろの　ひと　びとの　ひろう　　まして　いき　つかれ　てく
まちの　ひと　びとの　かっき　　うすれて　しぼんで　いく

Ｂ

ついに　ほんきで　せめて　きた　　くろく　そめ　あげる　ほどの　むれ
まち　なんて　たやすく　のみ　こんで　　ひと　びとに　きょうふを　あたえる

しろに　おし　よせて　くる　　くろく　つつんで　おおって　いく
しゅう　へんの　ふう　けいが　　くろ　いちめん　へんぼう　する　

Ｓ

それでも　あらがい　つづける　　しろの　ひと　びとは　ひっしに　
いま　までの　せん　れきが　　いか　される　ときが　きた

すでに　ちかくの　まち　なみは　　くろの　せかい　から　のがれ　られない
しょみん　たちは　にげる　だけ　　それしか　せん　たくしは　なかった

だれでも　りかい　できる　　はいせん　のうこう　じょうたい　
それでも　あらがい　つづける　　しろを　まもりし　ものたち

Ａ

そろそろ　げん　かいが　ちかく　　しろ　ほう　きして　にげて
しろ　でたら　とお　くまで　　ふり　かえ　らずかけ　だせ

しろの　ひと　びとが　にげる　　ばらば　らに　はなれ　てく
またち　がう　どこか　での　　さいかい　しんじて　いる

Ｂ

ひめは　こころで　くやん　でた　　なにも　でき　ないで　にげる　こと
まだ　のこって　たたかい　たい　きもち　　いま　までの　おもいが　あふれる

いのち　かけ　のこる　もの　　それは　おとりで　ほろぶ　だけ
いつ　のひか　とり　もどす　　そう　こころに　きざんで　いく

Ｓ

しろから　まちへと　にげだす　　まちの　げん　けいは　なくて
おわ　れてる　ひと　びとに　　あそ　んでる　あくま　たち

ひどい　げんじつ　にげ　つづけ　　ほばく　された　なら　じごく　がまってる
じぶん　じしん　のこと　だけ　　せいいっぱ　いな　かなしい　せかい

あらたな　まちを　めざし　　とうぼう　つづける　ひとびと
あんぜん　もとめて　すすんで　　どこに　いくかは　わからず

Ｃ

さきの　みえない　とうぼう　げき　　そらが　くろく　なり　はてた　せかい　
やがいに　なれない　せいかつ　　それでも　みらいを　しんじて

Ｓ

なんども　なんども　そうぐう　　あくま　たち　ひそん　でいる
その　ちから　さま　ざまで　　ふく　すうは　じごく　ゆき

たいしょ　しながら　にげ　ていく　　たたか　うこと　より　にげを　ゆうせん
みらい　すらも　みえて　ない　　もくてき　ない　るろうの　たびじ

どこまで　いけば　いいか　　だれにも　きけない　ふんいき
わからな　いままに　あるいた　　いきて　いくしか　ないんだ