A
うばわれたくちびるを おもって
めにうつるは はいいろのそら
ひとりぼっちのあたし あなたは
あざわらうの あくまのようね

A´
すてられたくちびるは どこかに
うるおいすら おきわすれたの
のこされたこいごころ どうして
かれのことが はなれないのよ

B
なんて ばかよね
ゆめを みてただけよ
だって めざめて
きづく ものたりなさ

S
かれにのこすのりぐれっと
はなれないあのよるのよろこび
すがりないてもしらないわ
ひざまずいてもね
あたしはようえんなおんな
したごころがほのめくびなんし
こんやのあいてはきまりね
すてきなしかえし


A2
うばわれたあまいこえ おもって
ながめていた からっぽのへや
とーくりれきのさくじょ できても
みれんはまだ けせやしないわ

B2
なんて ばかよね
よって いただけなの
あいの ことばも
うそよ さよならしよ

S2
かれにのこしたりぐれっと
そろそろおろかさにきづくころ
あのころにもどりたいのね
ひざまずいてみて
あたしにはみりょくがあるわ
つぎはあなたがうばわれるの
かれもふまんげ もうすぐよ
すてきなしかえし

S3
かれにのこすのりぐれっと
けさないであのよるのよろこび
こころにあたしをとどめて
ひざまずいてもね
あたしはふりむかないから
かこのこいにきょうみはないから
こんやもりょうてにはばらを
すてきなしかえし