鏡音×鏡音Append

投稿日:2011/03/28 10:37:22 | 文字数:3,775文字 | 閲覧数:241 | カテゴリ:小説

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コラボに投稿して放置していたものを・・・^q^

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「・・・は?」
俺、鏡音レンは、思わずマヌケな声をもらしていた。
今日は12月27日。
部屋の外は真っ白な雪が降り積もっている。
俺は冷静に状況を判断しようと一度今開けたばかりのドアを閉める。
凍り付く廊下の冷たさが、足の裏を通して全身に広がり、これが現実であると確信させられる。
「・・・いやいや、いくら何でも・・・っておわぁっ!?」
ぶつぶつと呟く俺の背中に強い衝撃が走ると共に、俺は数歩足をもつれさせて壁に手をつく。
「レーンっなにやってんの?早くはいりなよ!」
明るく俺の名を呼ぶ「リン」は俺を無理矢理部屋へと連れ込むと、ばたんとドアを閉めた。


「・・・で、いったい何でこんな状況に?」
俺は目の前に並ぶ「3人」の「鏡音」達に向かってそう言った。
1人目、いつものリンは言った。
「だからー、マスターとかくりぷとんのひとたちも言ってたでしょ?私たちのAppendが生まれるって!」
ね、とリンが隣に声をかける。
すると、2人目、俺と顔がそっくり、でも服装が違うレンが頷いた。
「そういうわけ!ってかレンひでーな、いきなり出て行くもんだから驚いたぜ。」
3人目、これまたリンに顔がそっくり、そしてレンと同様服装の違うリンが言った。
「おなじ「鏡音」同士、仲良くやっていこうね♪」
そういって握手を求めるリンに、俺はしぶしぶ握手をした。


・・・とはいったものの、これだけ同じ顔の奴が並ぶのもなかなか気持ち悪いもんだ。
俺が苦い顔をしてると、Appendのリンが歩み寄ってきた。
「何苦い顔してんの!せっかく仲間が増えたのにさっ!」
「いや、あの、・・・すみません。リンさん。」
Appendリンはあははっ、と吹き出した。
「なんで敬語?タメでいいよ!呼び方もリンと同じ、リンで良いって!あたしもレンって呼ぶね?レン!」
可愛らしく微笑むリンは、リンと同じ顔でも、どことなく大人びた印象を受けた。
「・・・ああ、リン。」
リンは満足げによしっ、と頷くと、どこかへ走っていった。
・・・というか、「リン」と「リン」、「レン」と「レン」。
・・・どう区別しろと?
どうでもいい問題に頭を悩ませていると、マスターが部屋に入ってきた。
「おおおお、さっそく仲良くやってるみたいだね!」
のんきにリン達の頭をくしゃっと撫でると、ふいー、と親父くさい声を上げて、ソファーに座った。
・・・おかしいな、あの人設定では23歳くらいのはz(ry


~~一部放送が乱れましたので、申し訳ありませんが、放送再開まで少々お待ち下さい。~~


・・・とごほんごほん。
「・・・どうしたのマスター、部屋に来るなんて珍しいんじゃない?」
俺の問いかけに、マスターはあぁ、と姿勢を正した。
「せっかくAppend達も来てくれたわけだし、いっちょコラボでもやってみるかなーって思ってさ。」
「コラボ?」
リン(Append)が問い返す。
「うん。リンとレン(Append)、リン(Append)とレン、なんて面白そうだと思わないか?」
のんびりとした笑顔を浮かべるマスターに、あんたなぁ・・・、と俺は呆れた視線をぶつけるが、それは3人の賑やかな声にかき消されてしまった。
「「「やりたい!」」」


「わぁっ、レンすごーい!」
「いやいや、リンも凄いいい声じゃん!じゃぁ次この小説な!」
そう言って頭を撫でるレン(Append)に、リンは笑顔を向ける。
「はー・・・」
俺は少し離れた場所から、その光景を見つめながら、深い溜息をついた。
そして、俺がもう一度溜息をつこうとしたその時。
「『なんだあいつ、俺のリンにべたべた触りやがって。そいつは俺のもn』」
「うあああっ!?」
思わず大声を上げて振り向くと、リン(Append)が俺を見つめていた。
「って、感じでしょ?・・・図星?」
顔が熱くなるのがはっきり分かった。
リン(Append)はふふっと笑うと、俺の隣に座った。
俺もそれに続いて座ると、リン(Append)がそっと手を重ねてきた。
「ぅおあっ!?」
反射的にばっと手を振り払うと、やっぱりねー、とリン(Append)は笑った。
「本当にリンが好きなんだねー、リンじゃないと手も繋げない・・・って、一途だねー。・・・まぁ、あたしが言うのも変なんだけどさ。」
まだ状況が読み込めてない俺に、リン(Append)はだからー、と言葉を付け足した。
「レンはさー、レン(Append)とリンにやきもちやいてるんだよ。実際、あたしが何回声かけてもレン全然気付かずに愛しのリンちゃん見つめちゃってるしさー。」
やれやれ、と大げさに手をつけるリン(Append)。
「だからさ?あっちにもやきもちやかせよーよ!愛し愛され・・・っていうじゃん?」
リン(Append)は有無も言わせずに腕を引っ張ると、練習を始めた。


「ふいー、疲れたねぇー。ちょっときゅうけーいっ!」
リン(Append)はそう言うと、部屋から出て行った。
俺も飲み物でも飲もう、と立ち上がると、背中に声がかかる。
「レンっ!」
振り返ると、満面の笑みのリンがいた。
「レン(Append)ってば凄いんだよ!あのね・・・」
満面の笑みで話し始めたリン。
俺は、今まで感じたことのない苛立ちを感じていた。
「・・・なんだよ!リン(Append)、いいなぁー!」
「・・・じゃぁ、レン(Append)と歌ってれば?」
リンの瞳が、一瞬で暗くなったのが分かった。
「・・・え?」
その声で、俺は自分がいった言葉に気付き、はっと口を塞いだが、もう遅かった。
大きな瞳から、大粒の涙がぼろぼろと溢れていく。
「リン、ごめ・・・」
「レンの・・・」
リンは、拳にぐっと力を込め、潤んだ瞳で、キッとレンを見上げた。
「っレンのばかぁっ!!!」
ばたん、と大きくドアが閉まる。
「リ・・・」
リン、とドアを開けようとした瞬間、ドアが開き、向こう側にはレン(Append)がいた。
「リンが泣きながら走ってたけど・・・お前、もしかして泣かせた?」
俺は、にやにやしながらそう言うレン(Append)の肩を掴むと、廊下へと出た。
「好きな女を泣かせねぇのが、男なんじゃねぇの?」
「・・・っ」
立ち止まる俺に、レン(Append)は続けた。
「・・・早く行ってやれよ。本当に嫌われちまうぞ?・・・まぁ、そしたらリン、俺のこと好きになるかもな♪」
「・・・それはねぇよ。」
楽しげに笑うレン(Append)に俺は自信満々に答えた。
「・・・だってあいつ、俺と同じくらいに俺のこと好きだから。」


「はは・・・、すっげー自信・・・。」
レン(Append)は、レンの走っていった方向を眺めながら苦笑いした。
その後ろから、リン(Append)が顔を覗かせる。
「ほんとほんと。どんだけ好きなんだっての。愛されてるねー、リン。」
ちら、とレン(Append)を見ていうリン(Append)に、レン(Append)は微笑んだ。
「・・・お前も、素直になれば?」


「っリン!おいっ・・・待てよ!」
俺はリンの手を掴む。
「・・・ほっといて!」
涙声で言うリンを、俺は後ろから黙って抱きしめた。
「・・・っ」
「・・・ごめん。」
無言の時間が流れる。
「・・・レンのばかぁ・・・。」
リンは振り返ると、俺に勢いよく抱きついてきた。
俺はいきなりの衝撃に少々愚問の声を上げながら、リンを受け止める。
「ばか・・・ばかばかばかばかっ!リンはレンが好きなのにっ!レンと一緒に歌いたいのにっ!レンのば・・・」
「・・・俺も。俺も、リンと一緒に歌いたい。・・・ごめん。レン(Append)と歌ってんのみたら、なんか苛ついちゃって・・・。」
「・・・それって、リンにやきもちやいてくれた・・・の?」
リンは顔を真っ赤にしながらそう問いかけた。
リン(Append)の言葉が蘇る。

『レンはさー、レン(Append)とリンにやきもちやいてるんだよ。』

「・・・そうかも。・・・だからさ、これからも俺と一緒に歌ってくれる?」
「うん!」
リンは笑った。
「・・・うん、やっぱリンは笑ってるときが一番可愛い。レン(Append)に見せたのがもったいないくらい。」
俺がそういうと、リンの顔がさらに赤くなる。
「―――っ///」
リンは小さく、俺の手を握った。
俺も、その手を強く握り返した。


「・・・で、結局こうなったか。」
相変わらずぐたぐたとソファーに寝ころぶマスターが、俺たちを見て笑う。
「やっぱり俺はリンじゃないと無理っぽいです。・・・てか、もうリン以外は俺受け付けないんで。」
きっぱりと言い切った俺に、マスターはまぁいいけどねー、苦笑いを浮かべる。
リンは・・・、というと、顔を真っ赤にして、俺の隣で小さくなっていた。
リン(Append)とレン(Append)も、いつのまにか手を繋いでいた。
「まぁいっか。・・・じゃぁ今度は、リン×リン(Append)で百合ってみないk(ry)
「「死ねえええぇ馬鹿野郎おお!」」
その数秒後、マスターの後頭部に、Wレンの跳び蹴りがクリティカルヒットしましたとさ。
ちゃんちゃん。

双子可愛いすぎて生きてくのが辛い



アイコンはhttp://piapro.jp/collabo/?id=13198にて、
玖井れいさん(http://piapro.jp/wanhoop)に描いていただきました!


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