気づいてたんだわたし少し前から
教室の中いつも探しているでしょ 視線泳がせて
たった一人の姿見つけたらほら 君は笑顔になる

流行りのメイクで着飾ったカノジョ
あんな子が好みなんだね キラキラしてる
わたしとはまるで正反対のタイプ

あぁやだやだ なによその表情(かお)
『デレデレしちゃって最悪』なんて嫉妬(ジェラシー)
可愛くない かわいくなれない

伝えたい気持ちひとつも言葉にできなくて

この痛みがもしも恋だというならば
一生知りたくなんてなかったよ
零れたのは涙と初めて 生まれた小さな恋心
胸を蝕む 想いはどんどん膨らんでいく
ハツコイは止められない 実らぬ花



帰り道少し速足で 前を歩く君はいまも
あの子のことを考えているの?イヤだな
“好き”に気付いたときから 思うの
その瞳に映るのがわたしだったら、いいのに

根拠のない自信 片方向の幼い恋心
いつの日か結ばれると信じていたかった

いっしょに過ごしてきた日々の中で
君のこと1番よく知っているのは自分だから
切ないけど 悔しいけど 分かってるんだよ

その瞳は 甘い 恋に落ちている

流した涙の分だけ 大人になれるというの
それが愛することと言うのなら
セーラー服の少女のまま 変わらずにいたい
サヨナラの季節に はらはらと舞う
ハツコイは淡く揺れる うつろう夢



あの子だけに見せる はにかんだ顔 大嫌い
独り占めなんてずるいなぁ
わたしのほうがずっと ずっと



隣で見つめていたよ いつだって
わたしだけの君になれと願っていた
スカートの丈真似してみても似合わない
あの子になりたいわけじゃない バカみたい
ハツコイは叶わない 届かない声

この胸を刺すような痛みがきっと恋なのね
一生をかけて わたしは知ることになる
運命の人なんて どこにも居なくて
赤い糸 結ぼうとしても 未来は見えない
零れ落ちるのは終わりを迎えた小さな恋心
頬をつたう雫 拭ったなら
ハツコイは綺麗なまま 愛しい
思い出になる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

ハツコイ

小さいころからずっとそばで君を見てた
この感情が恋なのだと気づいたのは、他でもない君のせい

あの子に向けるはにかんだ笑顔
優しく見守るまなざし
名前を呼ぶとき少し上ずる声

全て独り占めしたくて、できなくて。

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投稿日:2016/05/09 23:28:14

文字数:848文字

カテゴリ:歌詞

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